比較的被害の軽度であった青森市内だが、引き続き混乱が続いている。

市内のGSはガソリン不足で閉店が相次ぎ、辛うじて開いている店舗も給油制限。物流が完全停止のため、当面パニックは継続しそう。

ショッピングセンターではパンやカップ麺などの主食類、乾電池や懐中電灯、カセットコンロが売り切れ。市内の停電は解除されたが、南部地方に住む親戚・知人に送る目的で買い求める由。

福島第一原発は三号機も冷却不全でシリアスな状況。メルトダウンした一号機の二の舞は避けてもらいたいと願う。現地の被災者にヨウ素は配布されているのか、またモニタリング体制も情報が乏しい。

市内でもインターネットやチェーンメールでデマが飛び交っている。特に寄付・カンパ、ボランティアは現在被災地に受け入れ体制がない所も多いため、くれぐれも慎重に願いたい。

10時出勤、選挙活動再開を急ぎたがる運動員を諫め(多数苦情が寄せられた)、会議にて救護・被災地支援活動を優先させる旨決める。

北上工場からの連絡では工場が被災、印刷不能のため、うちの新聞はしばらく東京から空輸、午後配布となる由。明朝はお詫びをまず配布。

15時、宮城県警は宮城県内の死者が1万人を超える見通しを示す。沿岸部には夥しい遺体が漂着・放置されているが、もはや陸上から接近する術がなく、回収は困難の由。

また東電は一日3時間程度の輪番停電の方針を明らかにした。中部電力の周波数が違うため、電力の融通が100万kw程度しか出来ないためだ。

18時、青森県太平洋岸の津波注意報解除、南部地方の避難勧告は解除された。ただし自主避難は現在約1000名。

明日の県内鉄道の運行見通しだが、JR奥羽線の青森~弘前間は午後から運行再開。弘南電鉄は弘南線・大鰐線が運行再開。他は新幹線含め全て運休との由。

夜、また冷えて来た。心配なのは孤立した方々の救助の遅れや避難所の暖房や食料、医薬品が底をついてきたこと。

数日ぶりに銭湯へ。自宅に風呂のない私、営業再開は助かる。市役所勤務の相方と情報交換。