演奏動画の作り方 | Kalm's Calm Sound

Kalm's Calm Sound

楽しめる音を作りたい

ちょくちょく動画で
「録音技術がすごい」
「画質良い」
みたいなコメを頂くので、演奏動画の作り方を少々書いていこうと思います。

といっても細かいところは書かず、大まかな流れだけを書いていこうと思います。
細かいところはググって下されば詳細な説明が見つかると思います。


先に言うと、僕の動画の録音技術や撮影技術は飛び抜けていないです。
でもちょちょいと工夫をすれば僕の動画くらいにはできるということで・・・


・曲を決める
・練習する

ここまでは言わずもがなですね。
これを怠るとひどいことなります。


ではここから動画を撮る事を考慮した話になります。


僕は録音に関してはZOOMのマルチエフェクターG2.1u をエフェクター兼オーディオインターフェースとしてPCにUSB接続をしています。
ギター用のエフェクターですが、ベースにも電子ピアノ、マイク録音にも使えます。


オーディオインターフェースというのは、簡潔に言えば楽器とPCを接続する為の機器です。
ほとんどの場合、楽器からのケーブル、マイクからのケーブルなどをそのインターフェースに挿し、インターフェースとPCをUSBケーブルで接続する物が一般的です。
PCのマイク端子に直接つなぐという方法もありますが、オーディオインタフェースを通したほうが編集しやすく、さらにノイズの少ない音が録れます。


大体の場合、ただオーディオインターフェースをPCに接続するだけでは録音はできず、各オーディオインターフェース毎にドライバをインストールしなければなりません。まあその辺はインターフェースを買ったら、説明書等を読むなりぐぐるなりすれば比較的簡単に分かります。



PC側ではAudacity というフリーのDAWソフトを待機させておいて、録音をします。
最近のオーディオインターフェースは、Cubase LEやSONAR LE・・・etc DAWソフトが付属してくる場合があるので、それを使っても結構です。
かくいう僕はZOOM G2.1uにCubase LEが付属してきたのですが、使い方がよく分からなかったので、Audacityを使うようにしています。
Audacityはとにかく操作が直感的で使いやすいと思います。
Audacityの使い方はこのページ が色々載ってると思います。
とりあえずDAWソフトの入力デバイスをオーディオインターフェースにするように設定しないと録音できません。そこは気をつけてください。


それで、録音した音を場合によっては編集して、wavファイルを作成します。
僕は録音はAudacity、音声編集はREAPERというDAWソフトを使っています。
Audacityも色々な編集はできますが、エフェクトをかける・MIXするという分野では非常に使いにくいソフトでもあります。
KRISTALやREAPERなどを使った方がMIXはしやすいです。




で、映像の話になります。
Kalm's Calm Sound-100406_2327~01.jpg
僕は動画・写真を撮る時このコンパクトデジカメを使っています。
FUJIFILMのJ150Wです。今は生産中止かな?
画質は10メガピクセル。
優等生なデジカメです。
基本的に明るい所で録ると画質が良くなります。なぜかは知らないんだけど。
逆に暗い所で撮ると、どのデジカメでもノイズが入ったり、画質が悪くなったりします。基本的に明るい所で撮りましょう。


録画する時、アンプの音(楽器の音)、もしくは後ろに流す音(オケ)のどちらか、もしくは両方をヘ、スピーカーorアンプで鳴らしながら撮った方が後々楽です。理由は後述。

基本的に
別録りの時:音を録音→デジカメの録画開始をする→作った音を流しながらエンジョイ!w

一発録りの時:録画開始→録音開始という順番に行います。


さて、デジカメから映像ファイルをPCに取り込みます。
僕の使ってるデジカメの場合はAVI形式になって取り込まれます。

最近のデジカメは取り込むとMOVという形式になってるようですね。
最近のPCならそのまま編集できたりしますが、XPのパソコンだったりするとWindowsムービーメーカーで編集できなかったりします。
そんな時はBatchDOO!などの動画変換ソフトを使うとAVIなどに変換できます。
BatchDOO!はビットレートやサイズの設定がありますが、どのくらいにするかはPCのスペックなどとの相談になります。
フレームレートは30fpsで固定がいいでしょう。映像のビットレートはとりあえず512kbpsほど取っておけば大丈夫でしょう。


そして、DAWソフト側で作成した音声ファイルと、デジカメから取り込まれた映像ファイルが手元に来ます。


そしてWindowsムービーメーカーを使います。
PCに最初から入ってます
ここで映像と音声をあわせる作業に入ります。
(※僕は最近はほとんどAviUtl というソフトを使用しています。このソフトは直接MP4ファイルが書き出せるなど、音質画質の意図しない劣化を防げて便利ですが、プラグインの追加や、動画エフェクトなど、慣れないと難しい部分もあります)
ここではWindowsムービーメーカーの簡単な使い方を書いておきます。


まずWindowsムービーメーカーの特性上、映像の方が音声より丈の長い方が操作が楽です。
だから上で録画を開始してから音を流すもしくは録音を開始するようにしています。
まあ編集によってはなんとでもなるのですがね!僕はそれに気づきませんでしたww

そして、音声と動画を合わせる際に、視覚的に自分の動きを頼りにしながら、合わせていくのは正直面倒です。

しかし、録画をする時にアンプから出る音やバックの音を流しておくと、「映像の音」と「録音した音」のズレが分かりやすくなるので合わせやすいです。これがさっきの理由です。

音と映像をあわせ終わったら、映像と音声の音量のバランスを100%音声サイドにして、動画を保存します。
「動画を保存」といった感じの場所があるのでそこをクリックすると保存できます。

この際、画質を一番良い設定にするのがオススメです。

そうして動画を作成するとwmvファイルが出来上がります。

このままアップしても良いのですが、You Tubeやニコニコにアップする行程でwmvファイルだと音ズレする可能性があります。
なのでもう一工夫。

ニコエンコ というフリーソフトを使います。
このソフトはaviやwmvファイルをmp4に変換してくれるという優れ物。

しかも、自動でニコニコのエコノミー回避、つまり音声と動画のビットレートを足して600kbpsにしてくれるという優れ物。
大体、音声が128Kbpsに、映像が472kbpsにしてくれます。(もちろん細かい設定もできますよ!)
(バージョンがアップデートされて、自分がAviutlを使うようになって操作が分からなくなりました)


 しかも操作が簡単!
僕以外にもニコニコの演奏者で使ってる方はいたと思います。
つんでれんこという似たソフトが出たみたいですね。

ただし、このやり方だとwmv→mp4にする段階で複数回変換作業が行われるということなので、意図しない画質・音質の劣化があります。
慣れてきたらAviUtlやNiVE、その他有料ソフトなどを使う方が良いと思います。



そして出来上がったmp4ファイルをニコニコやYou Tubeにアップして完了です。

僕はいつもこの行程でアップしています。
なので「画質良い」とか言われますが、エコノミー回避されてて割と軽い動画になっています。

こんな感じでしょうかね。
よく分からねよーって方がいたら気軽にコメントください。