日本ダービー②

前回は青葉賞というレースの全体感について考察した。
そして昨日は体調が悪くて何もしていない。
①メンバーが手薄。
②道中ラップがダービーに比べて緩い。
の2点をダービーに結びつかない要因として挙げた。
しかし今年は様相が異なる・・・。アドミラルは果たして・・・。

まず、メンバーが手薄という点。
前回「今年の3歳牡馬戦線を眺めてみると抱く印象は弱い」と述べたように、そもそも皐月賞のメンバーが近年との比較で手薄だった。皐月賞は10着まで0.5差で混戦、青葉賞は皐月賞トライアルで権利が取れなかった馬が集まったわけだから、手薄は手薄なんだけれども、弱い者同士の中でのどんぐりの背比べ状態。

そして道中ラップがダービーに比べて緩いという点。
’2014青葉賞12.61に対してダービー12.44
’2015青葉賞12.69に対してダービー12.14
’2017青葉賞12.10

’2014青葉賞50.5%に対してダービー49.6%
’2015青葉賞51.2%に対してダービー49.8%
’2017青葉賞50.2%

前半率は3年の中で最も低く、道中ラップはダービーを入れても3年の中で最も早かった。
加えて時計も1.23.6でかなり良い。この時計はこの3年の青葉賞・ダービーの計7レースで上から2番目だ。(1番はドゥラメンテの1.23.2、3番でマカヒキの1.24.0)
青葉賞直前のマイル準OPの時計が1.34.2、上り33.8だったから、超高速馬場だったというわけでもなかった。

この馬の持つ”時計”という絶対評価と、主役不在という相対評価で、「今年は青葉賞の呪いが解けるかも」と下馬評が立っている所以であろう。

今日は枠順が発表された。
アドミラブルは大外の8枠18番だ。
キタサンの内枠続きにしてもそうだけど、公正な抽選をしているかどうか疑念を抱いてしまうところではある。

続きは次回・・・