藤里町の小1男児殺害:畠山容疑者「うそに耐えられず」 泣きじゃくり安堵 /秋田6月10日(毎日新聞朝刊)
◇弁護人に動機
藤里町立藤里小1年の米山豪憲君(7)殺害事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職、畠山鈴香容疑者(33)が、接見した弁護人に話した殺害の動機や、殺害・遺体遺棄の状況が9日、明らかになった。事件前月の、長女彩香ちゃん(9)=同小4年=の水死との関連など、解明すべき謎は多く残り、動機の一層の解明が、捜査のカギとなる。弁護人の会見内容は次の通り。【前原宏、町田徳丈】
◇殺害状況
(事件が起こった5月17日午後3時半ごろ)畠山容疑者は自宅の彩香ちゃんの部屋でぼーっとして座っていたところ、外を歩く豪憲君の姿が見えた。外に出て、自宅に招き入れた。豪憲君が彩香ちゃんの部屋の前で立ち止まっている姿を見た時、豪憲君の姿が彩香ちゃんに似ていると思い、何で他の子たちが元気なのに、うちの彩香はいないんだろうと「切なくて苦しくて張り裂けそうな感じ」になった。
玄関にあったカゴから軍手を取り出し、両手に着けるとともに、豪憲君の頭の上にぶら下がっていた着物の腰ひも(長さ約150センチ、幅約3センチ、厚さ約2~3ミリ)を豪憲君の後ろから、首に回し、目をつぶって思い切り絞めた。自分自身、「どこにそんな力があるんだ」と思うぐらいの力で絞めつけたという。
絞めた時間は覚えていない。部屋の窓も玄関のカギもあいていて、計画的にやったわけではない。夢中になって絞めて目を開いたら、自分も豪憲君も崩れ落ちるようになっていて、大変なことをしたという意識が初めて働いたという。
怖くなって、どうしていいか分からなくなり、玄関にあった豪憲君の靴を遺体にはかせ、ひもと軍手をコンビニのビニール袋に入れ、物置にしまった。遺体からランドセルと帽子をはずして、遠足用のオレンジのビニールシートにくるんで運んだ。遺体を車の後部の荷台に入れた。
◇遺体遺棄
(住んでいる)藤里よりも(生まれ育った)二ツ井町のほうが地理に詳しく、向かった。最初は別の場所に行ったが、人がいて、通行止めで車も入る余地がなく、その場所から川の向こう側をみていたら、白いガードレールが見え、中学の時に遊びに行ったことがあると思って、向かった。運転しながら目的地を考え、最初の場所が駄目で次に向かった場所が遺棄現場になった。
◇計画性
豪憲君を狙っていたわけではなく、殺意が芽生えたのは、豪憲君を自宅に招き入れ、彩香ちゃんと姿がだぶってからのこと。ひもは彩香ちゃんの部屋に、棒が物干し竿のようにわたしてあり、そこにかけてあった。軍手はもともとは雪かきのためにあったもので、玄関にあった靴箱の中にカゴがあり、そのカゴに入っていた。米山さんに対しては感謝することはあっても憎むことはないと言っている。豪憲君に対しても同じ。
◇自白の理由
ずっと話したかった。刑事からも「話して楽になれば」というような話はあったようだ。自白前は、弁護人と話していても、困ったような感じが見受けられたが、8日に「話します」と申し入れてからは、泣きじゃくったが、話したことで楽になったことがうかがえたという。弁護人に対しうそをついていたことに、申し訳なさそうな様子をみせ、話し始めた。死体遺棄だけ認め、殺害を話せなかったのは、母に知られたくなかったから。知られてしまったら、母は自殺してしまうのではないかと心配したから。ずっと心の中では苦しくて話したかったが、警察官から「豪憲君の冥福を本当に祈るためには、死体遺棄だけでなく、きちんと話したほうがいいよ」と促され、7日の夜、悩んで、8日朝が来て、弁護人に話した。母の安全さえ確保できれば、話したいという気持だった。
豪憲君を殺害したことは家族には話しておらず、だれにも言えないでつらかったという。うそをつき続けることがつらく、それに耐えられなくなった。
◇彩香ちゃんの死
ずっと不審に思っているということは今も変わらない。しかし、彩香ちゃんの再捜査をしてほしいという気持ちから豪憲君を殺したわけではない。民放の番組で詳しい調査をしており、その件については希望が見えていたと認識していた。警察に頼らなくても、かなり明らかになりそれに期待をかけ、先が見えている状態だったという。あえて、事件だと目を引いてもらうために殺害したということはまったくなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060610-00000072-mailo-l05
秋田男児殺害:娘の死重ね合わせ 「告白」に疑問も
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060610k0000m040175000c.html
この話を信じられないというのは 昨日の記事でも書いたけど
彩香ちゃんと豪憲君の為にも 真実をキチンと話して欲しい・・・
だからって↓の記事も信じられないけど。
週間新潮
http://book.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
新聞が書けない「悲劇の母親」の隠された素顔
・「アリバイなし」を自白した「釈明会見」の墓穴
・決め手は「ランドセル」の指紋と「ラビちゃん」の毛
・「盗癖」で敬遠された地元の「はじかれ者」
・「前夫の父」が明かす結婚と離婚の「修羅場」
・「一家で3回」も経験していた「自己破産」
・「引きこもり」宅を訪れていた「黒い車の男」
・「ウブな年下男」が好き! 自ら語った「男性遍歴」
・豪憲ちゃんへの「妄想」と月2回の「通院歴」
・「事故死」彩香ちゃんに浮上する「イジメ自殺説」
さきがけonTheWeb - 秋田魁新報社
[特集]藤里・男児殺害事件 - 秋田魁新報
http://www.sakigake.jp/kikaku/fujisato/index.html
能代警察署
http://www.akita-kenkei.net/nosiro/
過去記事
≪秋田小1男児殺害≫遺体発見から24日で1週間 能代警察署、大丈夫?
≪秋田小1男児殺害≫畠山彩香ちゃん母が激白「警察に疑われている」
≪秋田小1男児殺害≫畠山鈴香さんの実家などを家宅捜査、任意同行
≪秋田小1男児殺害≫死体遺棄容疑で畠山鈴香に逮捕状請求の手続き
≪秋田小1男児殺害≫畠山鈴香容疑者を送検&出てきた証拠の数々
≪秋田小1男児殺害≫畠山鈴香容疑者、「もっと川の近くに捨てたかった」
≪秋田小1男児殺害≫畠山鈴香容疑者、「豪憲君呼び入れ、絞め殺した」
≪秋田小1男児殺害≫畠山鈴香容疑者、弁護士を通じて動機と経緯を語る
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