京都天橋立「文殊荘松露亭」の「龍燈の間」
天橋立を見たいわけではなく、「文殊荘松露亭」の「龍燈の間」に宿泊するのが目的です。
「文殊荘松露亭」は、作家の山口瞳氏や、源氏鶏太氏などが宿泊した名旅館です。
すぐ目の前に天橋立が見えるという絶好の地にあります。
平屋の数寄屋造りで、全11室の客室はすべて、2,3間を組ませたゆとりのある部屋になっています。
館内は、上等な木材を惜しげもなく使用しています。
廊下は、松の正目板、柱は杉、風呂は栗、桶は高野槇、すのこは檜と、館内を移動するだけで、足裏から清々しさが伝わってきます。
その中でも「龍燈の間」は、窓から海、庭、天橋立が水平に連なり、真正面に続く天橋立の松並木と波穏やかな阿蘇の海が目前に広がるリピータ率NO.1の人気の客室。
改装をしていないため、昔ながらの和風旅館の良さを思う存分満喫できるお部屋です。
「お部屋からの景色は、まるで一幅の絵のよう。
喧騒から離れた静寂の空間で脱日常!」
確かに良い旅館で、良いお部屋でした。
私が和風旅館に求めるもの(テレビが隠れているか、窓がアルミサッシではなく、木枠であるなど)がすべて揃っているお部屋でした。
お料理も、浜茹で松葉ガニと丹後の旬の味覚が満載で、満足です。
もし、天橋立に行って、「文殊荘松露亭」に宿泊されたら「龍燈の間」にお泊りください。
全うな純和風旅館を堪能できます。
文殊荘松露亭
京都府宮津市天の橋立文殊堂岬
TEL 0772-22-2151
松露亭 (旅館 / 天橋立)
★★★★☆ 4.0