「あるあるCity」と商店街活性化 | 小倉中心市街地イベントニュース

「あるあるCity」と商店街活性化

 平成24年半ばに空きビル化していた小倉駅北口の小倉興産21号館(旧ラフォーレ原宿小倉跡)に「北九州市漫画ミュージアム」と「あるあるCity」がオープンします。


 これは、平成20年7月に認定された北九州市小倉都心地区中心市街地活性化基本計画に掲載された、北九州市が実施する「北九州市漫画ミュージアム」開設整備事業とアパマンショップホールディングス」が実施する「小倉駅北口商業ビル(旧ラフォーレ原宿小倉跡)」再生事業がドッキングしたものです。


 松本零士氏など日本を代表する著名な漫画家を多く輩出してる北九州市において、それら多くの作家やその作品を地域の資源として、漫画文化の振興とまちのにぎわいを創出することを目的に、幅広い年代の人々に漫画の楽しさや魅力を伝える施設として「北九州市漫画ミュージアム」の整備を進めるとともに、「あるあるCity」においては、漫画関連の店舗等を誘致して、施設全体が漫画による統一コンセプトビルとして、全国へ漫画文化を発信する拠点とするものです。


 しかしながら、「あるあるCity」では、魚町銀天街・京町に存在する漫画関連のテナント(例えば、メロンブックス、まんだらけ等)を移転させようとしていると聞き及んでいます。


 「あるあるCity」の運営会社が、経済的行為としてのテナント誘致は致し方ないとしても、それで商店街が地盤沈下してしまうというゼロサムの世界では、小倉都心地区の活性化ということにはなりません。


 「あるあるCity」の運営会社としても今後、小倉駅を挟んだ南北連携を深めていったり、商店街とイベント・ソフト事業も一緒に行うということで、事業認定されているのですからある意味考えてもらいたいものです。


 また、北九州市においては、アジア太平洋インポートマート(AIMビル)にヤオハンの誘致に失敗して、大塚家具を入居させたところ、魚町商店街の老舗の原家具を倒産させたあげく、大塚家具にも退去されたしまったという前例に学んで欲しいものです。



(仮称)北九州市漫画ミュージアムの整備について - 北九州市
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shimin/file_7106.html

あるあるCity
http://aruarucity.com/index.html