元贇焼(げんぴんやき)
中国明時代の人陳元贇(読み:ちんげんひん、ちんげんいん、ちんげんぴん(江戸時代の資料から既に
様々に「贇」の字を呼んでいる。)が乱を避けてわが国に渡来し1638年(寛永15年)尾張候に客事した。
百技に通じまた陶をよくし、その風は安南の陶器に似て雅致があり、呉須で詩画を描き上に白青色の透
明な釉を施した。
世人はこれを元贇焼(げんぴんやき)と称し、のち瀬戸の工人がその技法を模して種々の器をつくった。
また、藩命により御庭焼御深井窯にも関係したといわれている。(加藤唐九郎著:原色陶器大辞典より写)
以下は、私の保持している元贇焼(げんぴんやき)です。
下は陳元贇の墓所、建中寺にてデジカメしました。
左: 建中寺「陳元贇の顕影碑」の碑