（冒頭加筆）
計算違いのため、２回にわたり数値を変更しており、大変お騒がせしておりますm(__)m

この記事の本意は、経産省発表の数値は大ウソ！であることを示したい一点につきます。

それに免じて、度重なる訂正をお許しくださいm(__)m

経産省発表の資料によると、以下のような放射性物質が今回の福島原発事故で「大気中」へ放出されたと発表している。

http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010-2.pdf

その発表を元に、ベクレルを重さに換算してみた。

「大気中へ」などと、シレっと書くところが↓官僚らしいやり口

以下のサイトを参考にして保安院発表の放出量を重さに換算。
http://www.softculture.com/radiation/
http://hosohashi.blog59.fc2.com/blog-entry-29.html

たった７ｋｇしか放出されていないらしい。

では、福島原発にあったウランの量はいくらであろうか？

福島第一原発内には以下の本数の燃料棒があり、１～３号機の炉内燃料棒と３号機の使用済み燃料が核爆発（臨界爆発）により漏洩したと仮定すると、
（茨城県で放射性テクネチウムが観測されたことから、炉内温度は４０００度を超えており、ウランやプルトニウムも気化していたと考えられる。）

燃料棒の本数、１本当たりの二酸化ウラン量は下記参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

私の計算が間違っていなければ、少なく見積もっても経産省発表の３２倍の放射性物質が大気中へ放出されたはずである。

ところで、経産省は広島原爆では以下の放射性物質が大気中に放出されたと試算している。

これも同じように重さに換算してみた。

こちらは、ほぼ正しいようだ。

となると、やはり福島原発事故での大気中への放出量を小さく見積もっていると考えられる。

やや、強引ではあるが、広島原爆で大気中へ放出されたセシウム１３７と、今回の福島原発事故で大気中へ放出されたセシウム１３７を比較すると、

（１．５Ｅ＋１６／８．９Ｅ＋１３）×３２＝５３９４　となり、（３２は私個人の上記の試算から）

広島原爆の５３９４倍のセシウム１３７が大気中へ放出されたことになる。

経産省発表の約３２倍の放射性物質、広島原爆の５４００倍のセシウム１３７が大気中へ(２回訂正あり)