(一財)日本海洋レジャー安全振興協会では、毎年小学校を対象に「海に親しみを感じ海の大切さを知ってもらう」ため海洋環境教育としての出前講座を行っています。今年度、三浦市内2校・静岡県内2校の実施が予定されています。

今年度1校目は、神奈川県三浦市立剣崎小学校3~4年生(27人)に海藻万華鏡教室が行われ指導は海藻おいば協会が担当しました。
 
開催日:2024年9月12日(木) 3時間目(レクチャー)・4時間目(海藻万華鏡作り)
講師:高山 優美  
サポート:永島 美保・矢部 晶 / 越智 真由美(日本海洋レジャー安全振興協会)
協力:(一社)みうら学海洋教育研究所
 
講座の様子を写真で紹介します。
海藻の種類が?知っている海藻の名前は?と質問すると「わかめ、ひじき、こんぶ、海ぶどう、のり、あおさ」などどんどん発言してくれていました。
 
普段食べたりする海藻たちが海の中でとても重要な役割をしていることを映像教材を使って学びます。

 

映像教材のあとに、海洋学習教材(LAB to CLASS)のイラストを使用し海の森が無くなるとどうなるのか?みんなで考えました。

レクチャーの時間は終わり休憩時間は乾燥海藻や生の海藻を観察。

「ナニコレ?ぷくぷくしているよ!」「こっちはヌルヌル」などお友達同士楽しそうに海藻に触れていました。

いよいよ世界で1つの海藻万華鏡作りです。賑やかだった休憩時間とは一変して工作に集中の様子。

万華鏡が完成するとお友達同士で見せ合いながら「これも可愛い!」「え?すごい!!」「先生のも見せて!!」と自慢の万華鏡を見せあいながら笑顔があふれました。

学校で使用している自分のタブレットで写真や動画を撮影も!

 

 

振り返りの時間では「海を汚さないようにポイ捨てしている人がいたら注意する」「出来るだけ二酸化炭素の排出に気を付ける」「もっと海の事を知りたくなった」など感想も聞かれました。

 

貴重な総合学習の時間に海洋環境学習としての海藻万華鏡教室を担当させていただきありがとうございました。

 

今後は、神奈川県三浦市内と静岡県牧之原市内の小学校で実施予定です。

学校授業など、実施人数によっては、準備に人手が必要な事もあります。海藻おしば協会の出前講座時にお手伝いしてくださるボランティアスタッフも随時募集しております。ご興味のある方は、

海藻おしば協会事務局(kaisou048kyoukai@gmail.com)までお気軽にお問い合わせください。

 

 

2024年度が始まり4か月。新体制になりあっという間に9月になりました。

各地にちらばる認定講師が担当させて頂いた5月~8月活動実績をまとめてご報告。

【5月】

・修善寺ジオリア:海藻おしば教室(小張講師)
・播磨の海チャレンジキッズ「海藻万華鏡作り」(前田講師・佐藤会員)

・伊豆高原5月祭:海藻おしば展・海藻写真展・海藻おしばつくりワークショップ(矢作講師・簑島講師)

 ※海藻おしば協会有志出展協力

 

【6月】
・湘南学園小学校3年生(総合学習):海藻おしば体験教室(高山講師・永島講師・高橋会員・矢部会員)
・大磯海藻観察会+海藻おしば作り(高山講師)

・茅ケ崎鶴嶺公民館 :海藻おしば教室(高山講師)

・大阪ドームイオン わくわく万博 :海藻万華鏡教室(河原講師・前田講師)

・板橋区エコライフフェア 海藻ワークショップ(矢作講師・蓑島講師)
・伊豆お散歩会特別編~漂着海藻拾い~処理・海藻おしば作り完成まで勉強会(矢作講師・蓑島講師)

【7月】
・東京北区滝野川文化センター 海藻おしば作り:(矢作講師・蓑島講師)

・横浜市西区西前小学校放課後キッズ 海藻万華鏡教室:(高山講師・山口会員)

・阪南市尾崎小学校海洋パイオニアスクール 海藻万華鏡教室:(前田講師・河原講師)

・横浜市青葉区 学童保育いるかクラブ 海藻万華鏡教室:(高山講師・永島講師)

・大磯町郷土資料館 海の教室 海藻おしば作り:(高山講師・矢部会員・三橋ジュニア会員)

・小田原市生涯学習センターけやき 海藻おしば教室:(石川講師・永島講師)

・石川県立図書館 海藻万華鏡教室:(白井講師)
・岸和田自然資料館 海藻万華鏡教室(前田講師・河原講師)
・朝霧の塾&学童保育 海の教室・海藻ワークショップ(矢作講師)

・横浜市南区六ッ川台小学校放課後キッズクラブ 海藻おしば教室:(高山講師・永島講師)
・埼玉県大成公民館 海藻おしば教室:(高山講師・永島講師・小林会員)

【8月】
・とつか区民活動センター 海藻万華鏡教室:(高山講師・矢部会員)

・横浜うみ博 海藻万華鏡作り:(永島講師・石川講師・則竹会員)
・泉南里海公園 海藻万華鏡作り:(河原講師・前田講師)

・ガールスカウト95団 海藻おしば作り:(高山講師・三橋ジュニア会員)

・辻堂青少年会館 海藻万華鏡教室:(高山講師)

・横浜市あざみ野第一小学校放課後キッズクラブ 海藻万華鏡教室:(高山講師・永島講師)

・阪南市立図書館 夏休み工作海藻万華鏡:(河原講師・前田講師)

・堺市大泉緑地花と緑の相談所 海藻おしば展示・海藻万華鏡作り(河原講師・前田講師)


・横浜子どもアドベンチャーカレッジ 海藻おしば教室:(高山講師・矢部会員)

・横浜 どんぐり学童クラブ 海藻おしば教室:(高山講師・永島講師・三橋ジュニア会員)

・横浜市瀬谷図書館 海藻万華鏡教室:(高山講師)

・横浜市南区南センター 海藻万華鏡教室:(高山講師・矢部会員)
・石川県産業展示館「いしかわ里海里山展2024」海藻万華鏡作り(白井講師)

各地の認定講師による海藻おしば教室や海藻万華鏡教室を通して、参加者の皆さんと楽しく学ぶ時間を共有できました。

9月以降学校の総合学習出張講座や海藻アート展(東京)、海藻おしば作りを楽しむ会など予定しております。
この夏の講座もお手伝いに来てくださるサポート(協会員)の協力のもと参加者の方と笑顔の時間を共有できたことに感謝ます。

海藻おしば協会の活動趣旨に賛同しお手伝いしてくださる方、出前講座のご依頼など・・・お気軽にお問い合わせください。
kaisou048kyoukai@gmail.com


 

 

 

 

【東京支部よりお知らせ】

9/20(金)〜29(日)に板橋区立赤塚植物園、森のアトリエにて、

〜海の森からメッセージ〜

第2回海藻アート展を開催します。

街の中のオアシス的存在の植物園にて、

陸上の森と同じように海でも海藻たちの豊かな海の森があることを多くの人に知ってもらおうと去年に引き続き開催します。

海藻おしば協会メンバーの作品も多数展示しています。

また、ぜひ私の作品も展示して欲しい❤️というのも大歓迎です。

 

発足から20年。海藻おしば協会は、新体制でスタートします。

カラフルでキレイな海藻おしばつくりを楽しみたい!!海の環境学習としての海藻おしば教室(海藻万華鏡)を自分で開催できるようになりたい(海藻おしば協会認定講師として活動してみたい)!!海藻おしば協会の趣旨に賛同してくださる方、環境学習としての海藻おしば教室を開催するときのボランティアスタッフに興味がある。海藻おしば協会認定講師に海藻おしば教室を依頼したい・・・など、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

2024 播磨町 海のふれあい事業  

第5回「はりまの海きっずチャレンジ」

「海藻万華鏡体験教室」実施報告書

 

■開催概要

・開催日時 2024年5月18日(土)

 午前の部:9:00~12:30 

 午後の部:13:00~16:30

・開催場所 播磨町小型船舶係留施設 

 播磨フィッシャリーナ(兵庫県加古郡播磨町本荘2丁目阿

 閇漁港内)

・主催 播磨町 (担当部署)土木課

・参加対象者 播磨町立小学校児童(蓮池小・播磨南小・播

 磨小・播磨西小)

・参加者数  児童:午前28名/ 午後27名 合計55名

 +α(関係者4名) 総計59名

・協力団体 ・海上保安庁加古川海上保安署・兵庫県栽培漁業

 センター・播磨町漁業協同組合・播磨町教育委員会・播磨

 フィッシャリーナ利用契約者・海藻おしば協会

 ・泉佐野ウォーターフロント株式会社(大会事務局/播磨

 フィッシャリーナ指定管理者)

・海藻万華鏡指導 海藻おしば協会 認定講師:前田 ゆきみ

 / 補助 会員:佐藤 真理 / 記録 会員:本藤 善朗

 / 統括管理・交渉 事務局 

 

■開催概要

 播磨町~海とのふれあい事業~「第5回はりまの海きっずチャレンジ」の開催は、瀬戸内海に面した播磨町の「海」のすばらしさを次世代のこども達に知ってもらうことを基本におき、地元の播磨フィッシャリーナを舞台に、プレジャーボートで周辺海域をクルージングする「ボート乗船体験」、元気になって戻っておいでと「ヒラメの稚魚の放流」、海の植物「海藻」のカラフルな色とユニークな形の漂着乾燥海藻を材料に「海の森」の大切さを学ぶ「海藻万華鏡づくり体験」、また海で遊ぶ時の心構えを啓発する「海の安全講習」などのプログラム構成で、午前・午後合計55名の播磨町立小学校(蓮池小・播磨南小・播磨小・播磨西小)の児童を招待し開催されました。

 播磨町は近年の住宅開発、海岸部の埋め立て、コンクリート化で、子どもたちが自然と触れ合う機会が少なくなっています。それだけにクルージングを終えた子どもたちに「海面のギラギラした太陽の光」は海の中まで届き、海藻を育てているのです」と伝えるため、海の森の大切な働きを学ぶDVDを鑑賞。万華鏡教室ではほぼ実物大の乾燥海藻を各自の手にとらせ、紅藻・褐藻・緑藻に分別させ、色々な活用方法があることなどを伝えました。アカモクの気泡は「海の中で皆さんが着用しているライフジャケットと同じような役割をしていますよ」と伝えると、子どもたちは不思議そうに海藻を見つめていました。会場のフィッシャリーナでは、ボートを係留しているロープをよく見るとフトジュズモ・イギスなどの海藻が付着していて“海藻はいのちを育む場”の役割を果たしており、私たちの足元に自然があることを伝える大事さを感じました。

 

●開催の模様

開会式 午前・午後開催(午前の部:9:30~9:45/午後の部:13:30~13:45)指導:播磨町土木課/泉佐野ウォーターフロント(株)

 

会場となったはりまフィッシャリーナ全景

海藻万華鏡づくりの体験ブース

佐伯町長さんのご挨拶

関空マリーナ小澤さんのプログラム説明

 

●播磨漁協の用意したタッチングプール

播摩漁協が用意したお魚の紹介

普段は触ることなどないタコを手に自慢気の児童

 

●ヒラメの稚魚放流 午前・午後開催

(午前の部:9:45~10:00/午後の部:13:45~14:00)指導:兵庫県栽培漁業センター

元気になって戻っておいでと声をかけ放流

 

●記念写真 午前・午後開催

(午前の部:10:00~10:15)

(午後の部:14:00~14:15)

指導:播磨町/泉佐野ウォーターフロント(株)

 

午前の参加者記念写真

午後の参加者記念写真

 

●ボート乗船体験 午前・午後開催

(午前の部:10:15~11:00/11:00~11:45)(午後の部:14:45~15:30/15:30~16:15)

指導:泉佐野ウォーターフロント(株)/播磨フィッシャリーナ利用契約者

大型ボート2隻で播磨の海を楽しみました

海から眺める播磨の町に胸ワクワクです!

 

●海の安全講習 午前・午後開催

(午前の部:11:45~12:15)(午後の部:14:15~14:45)指導:海上保安庁加古川海上保安署

人命救助のデモンストレーションに参加

 海で遊ぶ際には救命胴衣着用も忘れずにと教わりました

 

●海藻万華鏡づくり体験 午前・午後開催

(午前の部:10:15~11:00/11:00~11:45)(午後の部:14:45~15:30/15:30~16:15)指導:海藻おしば協会スタッフ

DVD「ようこそ海の森へ」で海の森の働きを学びました

 

●実技「海藻万華鏡づくり」

「美しい」という感動が、海の環境への糸口となります!

万華鏡のポイントは三角ミラーの組立です

カラフルで美しい模様が見えるか期待の一瞬です

 

●海藻で作った子ども達自慢の美しい万華鏡模様(抜粋)

 

 

 

 

 

●閉会式 午前・午後開催

閉会式終了後、児童たちはアンケートを記入しお土産を受け取りました。

海藻おしば協会からは小冊子とパンフがお土産

 

★アンケート(総数55) 

1:播磨町を海から見たことはありますか

  ハイ36 イイエ19

2:今までボートやヨットに乗ったことがありますか

  ハイ39 イイエ16

3:はりまの海で遊んだことがありますか 

  ハイ31 イイエ24

4:海上保安庁の方が海を守っているのは知っていましたか

  ハイ43 イイエ11 無回答1

5:お魚の放流は楽しかったですか

  ハイ53 イイエ2

6:ボートのクルージングは楽しかったですか

  ハイ55

7:海藻万華鏡づくりは楽しかった

  ハイ55

8:海上保安庁の海の安全講習は勉強になりましたか

  ハイ55 

9:人命救助御方法を友達に教えられますかですか

  ハイ51 イイエ4

10:見たことのないはりまの海の魚はいましたか

  ハイ47 イイエ8

11:播磨の海に興味を持ちましたか 

  ハイ55

12:またボートに乗りたいですか  

  ハイ55

13:播磨の海が好きになりましたか 

  ハイ55

14:来年もまた参加したいですか 

  ハイ55

 

コメント抜粋

・今回初めて参加し、播磨町の海のことをたくさん知れてよ

 かったです。 他4名

・海藻万華鏡づくりはとても楽しかった。

・ボートにまた乗りたいです。海の風が気持ち良かった! 

 他7名

・すべて楽しかったので、来年も参加したいです。 他4名

・楽しかったです。次も参加させてください!  他3名

・播磨の海にどんな魚がいるか知らなかったけれど今回いろ

 んな魚がいることを知りました。 他2名

・ボート体験で播磨の海もきれいな海だと思いました。

・友達に海上保安庁の海の救助方法を教えてあげたいです。

・いろいろ教えてくれる人もやさしくて楽しかった。

・中学生になっても機会があれば参加したいです。 他3名

・野生のサメを初めて見たこと。タコも初めて触りました。

 

今年で5回目を迎える「はりまの海きっずチャレンジ」では、子どもたちに故郷の海の様々な魅力を知る格好の場となっているようです。海藻おしば協会として、子どもたちにきれいで豊かな海の環境保全の啓発に貢献できる機会を与えて頂いていることに感謝!