低反発素材は、少し硬めのスポンジのような素材で、見た目はスポンジそっくりです。




ただスポンジと違うのは、押して型をつけたとき、スポンジだと短い時間で反発して元にもどりますが、低反発素材はゆっくりと元に戻ります。




また、押した感じもスポンジよりも硬い感じがします。




元々はNASAが似たような素材を宇宙飛行士の為に作ったそうですが(どの部分に使うかは知りませんが)、これを改造して低反発素材が開発されました。




この低反発素材、スポンジよりも硬いといいましたが、この硬さが体を沈めたときに体の形(線)にそってググッっと沈み込んでいきます。




体の形は人それぞれ違いますが、乗る人の形にきれいに沈み込んで低反発素材そのものが、その場で形を作ってしまうんです。




これ、オーダーメイドマットよりも優れています。




なにがか?というと、オーダーメイドのマットは、基本的に仰向けになった時にその人の体にかかる圧力を、各体の部位に合わせて設計されています。




でも、寝ている間中ずっと仰向けじゃないですよね?




時には寝返りをうったり、横向きになったり、寝相によって変わってきます。


頭と足が,朝起きたら逆に向いてた、なんて人もいるわけです。




また、オーダーメイドでマットを作った後に、体型が変わるかもしれません。


太ったり痩せたり・・・。




それに対して、低反発素材はその場で作った寝相に合わせて沈み込んで、体の各部位にかかる圧力を均等にしてくれるわけですね。




つまり、誰が寝てもその人特有の体のつくりに寝具が合わせてくれる、って感じですか。


こんな夢のような素材が、低反発素材なんです。










快眠を得るためには、寝る前(3時間程度)に食事をしないことと、体に合った寝具を選ぶ事が大切。




寝る3時間前に食事を避けるのは、内臓を休ませるためです。




内臓が動いて活動していると、体は寝ていても本来の意味である体の休息にはならないため、朝起きたときには疲れが全然取れてないってことになりますからね。




そして寝具を自分の体に合わせる事。




当然ですが、体型は千差万別です。




1人1人、背の高さも関節の具合も体の柔らかさも、ぜーんぶ違います。




量産された寝具が自分の体にぴったり合うなんて、まあ奇跡に近い事がわかると思います。




みなそのことに気付いていません。残念ですが。




といって、オーダーメイドのベッドは・・・そう、かなり高価!




何十万円ものベッドをオーダーできる人なんて、そんなにいません。




まあ、人生の1/3は睡眠ですから、そのくらいの値段を出してでもオーダーメイドする価値はあると思いますが、できるならもっと手の届きやすい値段で自分の体型に合った寝具が欲しい・・・。




それを可能にしたのが「低反発素材」というものです。










朝起きたとき、なんとなく疲れが取れていない・・・




そんな事、ありませんか?




え?毎日ですか(笑)




そう、私の周りでもよくそういったこと聞きます。




睡眠時間は足りているはずなのに全然疲れが取れないって。




実はこれ、寝具が自分に合ってないのが原因の事も多いのです。




寝ている時って、基本的に同じ姿勢が長く続きますよね?




もし寝具が自分に合っていないとしたら、非常に無理な体勢を長時間続けているという事になりますよね?




もちろん、それでも寝ているから意識はないので”寝てしまえば”疲れは取れるはず、と信じてしまっているんです。




実際には無理な体勢を続けているから、意識はなくとも体は逆に疲れが増加してしまっている、という事が起きるんですね。


体が無理な体勢をしているわけですから、当然、脳もその状態をなんとかしようと睡眠中にずっと活動しているような感じで、休んでない状態。




そのまま朝が来て、起きたときにはなぜか疲れが取れるどころか、なんかいろんな所が痛い、体がだるい、という事態が起きちゃうわけです。