昨日書き忘れたけど、




平成24年公認会計士試験第 I 回短答式試験合格発表





合格者数820人/試験受験者数 13,573人(合格率 6.0%)






もう笑うしかないですね、これは。



正直私は今の短答を受けても受かる気がしないです。




もうメチャクチャですね。

日本の会計士試験はもう本来の機能を成してないです。




今まで難関試験だったのは、受かれば監査法人で高給・高待遇で殿様商売ができる、ぬくぬく働けるっていう環境があったからこそ。



入口である試験を高度化することによって、合格者の既得権を保護してきたわけです。



大学入試やら公務員やら議員やら就職試験やら、日本の組織のほとんどが大体この構造で成り立ってたわけです。

入口はハードル高いけど入れば楽できるっていう。



よく言われてるように、入口は楽で出口が厳しい欧米の仕組みとは真逆なわけですね。





しかし今の会計士試験は入口は年々厳しくなってきてるのに、受かったとしてもさらに就職試験として法人への入口がきっつきつなわけです。



入口も厳しく出口も厳しいって感じ。



合格したのに要件も満たさない中小企業へ入る人なんかも結構な数いますからね。

派遣社員になったりフリーターで人間腐っちゃう人とかも。




逆に難関試験に受かるまでに数年の年月を費やして歳を重ねることによって、より不利な状況に陥ってしまうわけですね。


日本の社会システムでは既卒で職務経験のない人材は価値なしと見なされますから。




受かった後の監査法人という守られた環境があったからこそ、この試験にみんな人生を賭けていたわけです。



予備校の講師の方が


「合格すれば人生バラ色ですよ」


なんて言ってたのがほんの数年前の話ですからね。





業界がこんな状況なら、在学中にUSCPAでも取って新卒でどっかの企業入ったほうが全然キャリア積めると思います。




「なんのためにこんな苦労したんだ!?」




私含め、数多くの方が吐き出した言葉です。





今年の合格発表後、予備校にいた30超えたベテラン受験生の方がまた落ちたという話を人づてに聞きました。



「俺は年齢いっちゃってるから大手は無理なのは分かってる。だから中小法人行くよ」



といつも口癖のように言ってた彼ですが、彼の人生はいったいどうなるのだろう・・・



こんな人、全国にいっぱいいるんだろうな・・・



あかん、思いつくままに書くとどうしても業界への不満になってしまうわ。