東京会に所属する公認会計士であれば、東京CPAニュース2月号が手許にあるでしょうか。

ぜひ一度目を通してください。


それ以外の方に、目にとまったある会計士の方の寄稿文をご紹介します。


私の知人で大先輩の会計士の方が、こんな意見を延べられています。

「未就職合格者を会計士協会で雇用せよ」

現在大量に未就職の状況にある彼らは、そもそも我々会計士の仲間である。その彼らがせっかく苦労して試験に合格したにもかかわらず、「会計士補」という資格すらない、たんなる「会計士試験合格者」という簿記検定合格者と変わらないのは切なすぎる。彼らに最低限の身分保障をすべきではないかと。

会計士協会で雇用し、少なくとも最後の公認会計士になるための試験への受験資格を得られるまで、協会職員として身分を保障してはどうかとのご意見です。

資金的には、会計士協会が持っている資金で賄い、もし足らないというのであれば、会員である公認会計士から特別会費を徴収してまでもやるべきではないかとまでおっしゃってます。


会計士協会の職員ということがベストかどうか、私にはわかりません。でも、彼らの最低限の生活と身分を保障し、公認会計士となって社会に貢献するための流れを作るべきという点は、大きくうなずき、考えさせられました。
特に、「彼らは我々の仲間じゃないか」と先輩になる我々会計士諸氏に訴える内容であり、大きく心打たれました。
これはこのブログで触れなければと、まさに読んだばかりでこれを書いています。

また、この方が最後におっしゃってます。
暴論かもしれないが、建設的な議論のきっかけになってもらえればと。


まさにその通りだと思います。少なくとも、現在未就職の合格者たちが困っているのは、景気動向も相まって、就職先が見つけづらいということもありますが、公認会計士になるための試験への受験資格を得られることを条件として考えざるを得ないので、就職先が非常に限定されてしまうことも大きく影響しています。


私としてやるべきことは、彼らの就職先を1つでも多く見つけさせてもらうことだと思っていますが、協会全体、公認会計士全体を上げて支援していく体制がない限り、まだ数百人に上る未就職合格者のみなさんが、普通に生活できるようになるのは大変厳しいと感じています。