開放区通信
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岡田斗司夫
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昔、フーディーニという奇術師が居た。


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世間から『脱出王』『不死身の男』と呼ばれ
奇術師としての名声を獲得、
怪しげな見世物というイメージだった『奇術』を
『ボードヴィルショー』の地位にまで引き上げ
確かな地位を確立したフーディーニだったが

後半生はサイキックハンターと異名を取り、
世にはびこるインチキ霊能者達
バッタバッタとぶった斬って行った。

友人であり、晩年は神秘主義に傾倒していたシャーローックホームズの生みの親
コナン・ドイルの主催した降霊会でも
霊媒師のウソを暴き
ドイルとは絶縁したほどだった。


一体何が彼をソコまでさせたのか?

実はフーディーニはホントはそんな事がしたい訳では無かったのだ。
o( ̄ー ̄;)ゞううむ


彼が最も愛した人物、母セシリアを失った失意から
もう一度お母さんと話がしたい

(>人<;)

そんな藁にもすがる思いで一度は心霊主義に傾倒しかけたものの
そこんじょそこらのインチキ霊能者が用いるTrickなど
超一級の奇術師であった彼の前では子供だましにも等しく
彼を欺ける技量を持つイカサマ師など皆無だった

霊能力者という存在に深く失望したフーディーニは
人の弱みに付け込んで暴利を貪るペテン師たちを憎み
彼らに挑戦状を叩きつけて、トリックを暴き立て始める。


そんなこんなでインチキ霊能者を渡り歩いては化けの皮をはいでいるうちに

ついたあだ名がサイキックハンター

まるで喜劇のような悲劇である。

( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄; アリャ?



彼は幸運だったのか?不幸だったのか?
チープなトリックにでも騙されていた方がもしかしたら幸せだったのかもしれないと
思ったり思わなかったり。
魅惑的な嘘と残酷な真実
一体どちらが人を幸せにするのだろうかなどとタマに思う。
人間騙されていた方が時には幸せかもしれないと

開放区で占い同好会
西洋占星術講座をやってます

v(^_^v)♪

僕はオーラも見えません、前世も分かりません
幽霊もUFOも見た事ありません。

占星術を統計学の一つと考え、コミュニケーション手段の一つとして
また、お客さんに誕生日プレゼントのサービスの一つだと考えて学んでおります。

また、毒をもって毒を制する

インチキ占い師:「あぁ~運勢悪いですね( ̄へ ̄|||) ウーム」

クライアント:「え!!Σ(・□・;)どうすれば良いんですか???(; ̄O ̄)」

インチキ占い師:「この壷を買えば・・・・( ̄▽ ̄)」

と騙されないように

相手の出方を知っておく現代の精神的護身術としても使えます。


甘い嘘と残酷な真実

どちらが人を幸せにするのか?
それは分かりません。
それでも願わくば、僕は真実と共にありたい

そう思います。

ちなみにフーディーニは
死の直前、彼の妻であった
ベスに対して「死後の世界があるのなら、必ず連絡をする」
と伝えたが、その後何のコンタクトも無かったとベスは語っている