脱・そうめん! | 介護と愛憎

脱・そうめん!

しばらく父の食事内容を記していなかったけれど

実は8月から「劇的」と言っても良い変化が起こっている。


ま、以前にちらと書いたように

看護師さんのおかげで

8/1~の「訪問看護」本番スタート前の事前打ち合わせ時に

ちょこちょこっと食事タイムの父の相手をしてくれて

「ご飯」が食べられるようになったのでした!

まるで魔法のよう・・・


6月から全く「ご飯」を口にせず

主食はそうめんになってしまい

おかずはフルーツ!のような

食生活に陥っていた父だったのに

これは画期的なことでした。


6月からそういう状態になる前も異常な食生活

10ヶ月位は続いていたか

ごはんとおかずは1種類のメニューとなっていた。

毎日、毎日、朝のトースト以外、昼も夜もずぅっと同じもの。


それも5月の終わり頃からだったか

もう「食べにくい」と言い出し

最後はほんとに食べなくなったので

仕方なく母が「そうめんなら食べられる?」と始めたら

もう、そればっかりになって2ヶ月近くが経とうとしていた。


恐ろしいもので、そうめんばかり食べている内

(しかも、はじめ量も多くて一度に3把とか2把とか食べて

  フルーツの量も半端じゃなかったので)

みるみる、おなかが布袋さんのようになりつつあった。

元気な頃の狸っ腹。


脳梗塞になって、半寝たきりになって

食も細り、みるみるやせ衰えていって

このままだと骨と皮になる日は近いかという道

まっしぐらだった父が。


そうすると、いったん正常値になっていた血糖値もまた上がるだろうし

このままの食生活はいけないと心配していたので

修正できて本当によかった。


そして、看護師さんのおかげで「ご飯食」を再開でき

おかずもその前の「1種類」ではなく

何種類か食べられるようになって

一時期のことを思うと充実した食生活を送れている父。


まー、まだまだ、健康な人間のことを思うと

食べられるおかずは数種類で可愛そうだけど。


でも、それも、他のものが本当に食べられないのか

何なのか、わからないのよねー。


硬くて、大きいものはダメと言うから

なるべく小さく、やわらかいものを選んでいるわけだけど

そうかと思えば、リンゴの1/4カットのを

そのまま、かじって食べたりはできるんですよねぇ・・・

これはどういうことなのでしょうねー?


こんな風になった父を観察していると

不思議なわけのわからないことだらけ。


でも、こういう病気になった人

また、認知症の方などは

それぞれ、その人の数だけいろんな症状

お医者様も説明できないような、様々な症状を訴えるようですね。


こちらは、それがどういうことからきてるのか?

何か原因があるのか?

単なる幻覚妄想なのか?

演技(!)なのか?


観察して、少しでも理解してあげるようにするしかないのですね。


この間、新米ママになったばかりの友人が

「どうして泣き続けるのか、

  昨夜はさっぱりわからなくてうろたえた」ってメールを

先日送ってきていたけれど、似たものがあるな~。


ちゃんはただ泣くしかまだできなくて

言葉を話せないから困るわけだけど


高齢者の方は一応本人が感じていることを

一生懸命説明はしてくれるのだけど

それが果たして、どうなのか・・・・・・?というところ。

ましてや、それが認知症の方だと

更に難しいわけですね・・・。