夏の暑さが続くようになってきた。
この前までは、父が寒さで風邪をひかないか心配していたけど、
今度は脱水症状にならないか、そちらのほうが心配だ。
だからきょうもホームに出かけてきた。
ホームの入居者のかたには
様々な方がいる。
元薬剤師、元看護師、元エンジニア、元社長、元女優。
うちのじいさんは普通のサラリーマンだったし、つましく生活してきたので、ホームで出される食事にはあまり不満はない。
もっとも胃瘻の話までいったくらいなので、口からの食事がとれることで、十分満足しているのだ。
けれどもはなやかな生活をしてきた方たちのなかには、
ホームの食事に不満を抱くものも多い。
父のホームでは食事に支払っているのは、朝食647円、昼食と夕食には各713円、おやつ87円で1日2160円だ。
このなかには、材料代だけでなく厨房の人件費もはいっている。
これで、たいそうなお料理を期待する方が、どうかしている。
もともと贅沢な暮らしをしていた人はもっと食費を負担してもいいからおいしいものを出してほしいなど言っているが、
ぎりぎりでやっている私なんかは、それならば、もっといいお料理をだしてくれるところに移ればいいのにって思ってしまう。
ホームによっては食事に関する料金明細のだしかたが違うところもある。
昨年老人ホーム探しをしていたときに気づいたことだが、
最大手の〇〇〇セ系のホームでは、たしか食費は食材費を示すもので、厨房での人件費は別になっていた気がする。
これだと、入院などでホームにいなかったときでも、
一定の額は負担しないとならなくなるのかもしれない。
老人ホームでの費用負担はいろいろで難しいようだ。