トルコ旅行記~6日目(その1)~
【カッパドキアからイスタンブールへ】
6日目-①
トルコ旅行も6日目に入り、旅も終わりに近づいてきます。
6日目はカッパドキアから1時間くらいのカリセリまで移動し、
そこからイスタンブールまで飛びます。
名残惜しいので、朝食後、出発までに散歩に出かけます。
前日とはうって変わっていい天気。
まだ早いので誰も歩いていません。
モスクも静かにたたずんでいました。
朝のお祈りは既に終わっているようです。
そして、バスに乗り込みカリセリに移動します。
途中で
住居跡が見えるところで写真ストップです。
再び走り出すと、今度は
真ん中の高い建造物が見えます。
彼らが私を呼んでいます(間違いない)。
いまさらながら、行きたい!!
やり残し気分満載で空港に向けてバスは走り続けます。
ちなみに、ここカッパドキアでは、
岩だけではなく、
山までキノコ型でした。
(そこまでしなくても・・・とか思ったり)
まあ・・・また来るか。
来る人誰もにそう思わせる、カッパドキアです。
【セキュリティチェックを2度通過!】
6日目-②
今回のツアー、何が驚いたかと言えば、最初に成田空港で、
旅行会社の人が、
「マイルを貯める方は会員番号を教えてください~」
といって、みんなの番号を集めていることでした。
もう一つ驚いたのはほぼ全員がマイルの登録をしていたことなのですが。
最近では自分で登録しなくてもやってくれるんだねーと、
妙に感心してしまいました(JTBだからかも・・・)。
が、
さすがにカリセリ空港からイスタンブールの空港までは
そんなサービスはありません。
普段のマイルの登録は、大抵は飛行機に乗る直前の搭乗ゲート
横のカウンターでやっています。
やり方は簡単、「おねーさんマイルつけて!」と会員カードを
差し出せば、これが日本語でもマイルをつけてくれます。
恐らく「お腹すいた~」と会員カードを差し出しても、
マイルをつけてくれると思います。
(試したことはありません。念のため)
今回も、チェックインカウンターがかなり混んでいて、ツアー客も
誰も外で登録しようとしていないので、いつも通り搭乗ゲート横で
登録しようと思い、友人に
「中で登録しよっか」
と言って、みんなとセキュリティーチェックを通過します。
が、
カリセリ空港をなめすぎていました。
いくらカッパドキアから最寄の空港とはいえ、典型的な
地方空港です。
セキュリティチェックを通った後、目にしたものは、
形ばかり置いてあるちっちゃなカウンターテーブルが
ぽつんとあるだけ。
電気製品(オンラインでマイルの登録ができそうな物体)が
置いてある気配や、そのテーブルに空港職員が近づこうと
する気配は 全くありません。
しまった。。。
仕方がない。
と、いうことで、「登録できないんじゃないの~」という
友人の冷たい視線を受けながら、次善の策を選択します。
再び引き返し、セキュリティチェックのおじさんに
「外にいったん出ていい?」
と言って、外に出ます。
そう、セキュリティチェックは一度通ってもまた
外に出られるんです。
え?そんなこと、当たり前だって?
いやいや、私とるんはずっと一度入ったら外には出られない
ものだと思っていました。
かつて空港職員のてきとうな言葉を信じてトランジット時に
違うターミナルのセキュリティチェックを通過
するまでは。
それはともかく、後ろで、とるんが捕まったら知らん顔しようと
少し離れた所から様子を見ていた友人も呼んで、
無事外でマイルを登録することができました。
たった500マイルでしたが、せっかくもらえるのにもらわない
選択肢なんて 絶対にありえません。
そして、6日目の今日はイスタンブール観光です。
【晴れのカッパドキア】
ちなみに・・・
今回のとるんのツアーの1日後のツアーに別の友人も参加
していました。
もちろん
天気は晴れ
カッパドキアの日数が短く、ローズバレーの夕日とかは
ついていないのですが、の後の
カッパドキア
きっといい写真があるだろう
ということで、別の友人から送ってもらった写真です。
まずはきのこ岩
次にカッパドキア全景
最後に漂う気球たち
ま、写真を撮る技術の差はさておくとしても
やっぱり全然違うなーと(全て拡大できます)。
次回来るときはカッパドキアでは2~3日の余裕はもって来ようと
心に固く誓っています。
と、次からはいよいよトルコ編最後の街、イスタンブールです。
【イスタンブール1 ~イスタンブールの観光ポイント~】
6日目-③
ついに最後の街、イスタンブールです。
アタチュルク空港に再び降り立ち、バスでイスタンブール市内へ
移動します。
イスタンブールは旧市街、新市街、アジアサイドの3つに物理的に
分けられ、それぞれすべてが魅力的な街です。
昼食は旧市街で中華料理でした。
中華料理といえば、世界中どこで食べてもそれほど失敗しない
固い料理なのですが、イスタンブールでも日本人好みの
味になっており、非常に満足です。
ま、このときはブログに書くなんてこれっぽっちも思って
いなかったので、写真はないのですが。
食後は少し時間があったので、出発までに旧市街を散歩
しました。
前回トルコに来たときは3週間くらい滞在しましたので、
ぶらぶらした当時の記憶が蘇ってきます。
ちなみにイスタンブール旧市街には3つの歴史的建造物
(世界的に有名な観光スポット)があります。
トプカプ宮殿・・・1453年にコンスタンチノープルを征服した
メフメット2世によって建てられ、オスマントルコ時代の歴代の
スルタンが生活。
1856年にドルマバチェフ宮殿にその機能が移るまで、政治の
中心として活躍。
アヤソフィア・・・最初の聖堂はビザンチン時代の360年に
コンスタンティヌス2世によってキリスト教の教会として建立。
その後、破壊と再建を繰り返すが、オスマントルコ時代には
モスクとして利用される。
つまり、キリスト教の聖堂→イスラム教のモスクと変遷。
ブルーモスク・・・1616年に建立された世界で一番美しいモスク。
世界で唯一6本のミナレット(尖塔)がある←ここ重要。
正式名称はスルタンアフメット・ジャミィ。
どれも素晴らしいもので、他の観光地にあらば間違いなく
「それではこの街一番のスポットに行きましょう」
などという案内があること請け負いなのですが、イスタンブール
ではこれが、3つ並んで 存在しています。
と、いうことで、順次観光していきます~。
【イスタンブール2 ~オベリスク~】
6日目-④
突然ですが、inエジプトです。
下の写真はカルナック神殿。
行ったのはちょうど1年ちょっと前の12月。
全てにおいて巨大でスケールが大きく、感動しまくりの
エジプトだったのですが、そのカルナック神殿にこんなものが
ありました↓
これが有名なオベリスク。
オベリスクとはギリシャ語のオベリコ(串)に由来し、神殿等の
横に建てられていたものです。
オベリスクは1枚岩でできており、アスワンにオベリスクの
切削所があります。
このオベリスク、当時はエジプトでしか生産(製作?)されて
おらず、大半のものがヨーロッパに略奪されていきます。
そして、有名なカルナック神殿のアメン大神殿にトトメス3世が
建てたと言われるオベリスクも1本が東ローマ帝国によって
奪われ、コンスタンチノープル(今のイスタンブール)に
運ばれたという説明を聞いていたのですが・・・
それがイスタンブールの競馬場跡に今もありました。
エジプトでその話を聞いてから1年の時を経て(短か!)、オベリスクを
移動先の土地、イスタンブールで見ることができました。
まあ、10年前にも見ているのですが、そんな経緯は
あんまり気にしてなかったもので。
ちょっぴし歴史の一部を堪能した気分になりながら・・・
アヤソフィアに向かいます。
【イスタンブール3 ~アヤソフィア~】
6日目-⑤
アヤソフィア・・・最初の聖堂はビザンチン時代の360年に
コンスタンティヌス2世によってキリスト教の教会として建立。
その後、破壊と再建を繰り返すが、オスマントルコ時代には
モスクとして利用される。
つまり、キリスト教の聖堂→イスラム教のモスクと変遷。
と、2日前の記事で書いたアヤソフィアに入ります。
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
と、いうことで、アヤソフィアは終了です。
ん?あっさりしすぎ??
まあ、感動度合いからいくとこのくらいかなと。
どちらかというと自然の方が好きなとるんでした。
アヤソフィアの次は地下宮殿に潜ります。
【イスタンブール4 ~地下宮殿~】
6日目-⑥
アヤソフィアを見た後は、少し歩いて地下宮殿の見学です。
宮殿と言っても、実際の宮殿があるわけではなく、ローマ時代
の貯水池です。
普通に街中にその入り口があります。
階段を下りていくと、中は
ものすごく神秘的でした。
ところで、この地下宮殿が観光地の一つとして人気の理由、
それが、この柱です。
え?メドゥーサの首!?
こっちは横向けだし
ちなみにメドゥーサとはギリシャ神話に出てくる、姿を見たら
石にされてしまう怪物。
ぎゃー、石にされてしまう~
・・・ではなく
そ、そんなものが、なぜ貯水池の柱なんかに
いや、トルコって奥の深い国です。
さすがは、ビザンチウム→コンスタンチノープル→イスタンブールと
3つの名前を持った都市を抱える国!(注:関係ないかも)
日本人の常識からは絶対に理解できません
(そこがまたいいのですが)
そして、この後は、世界で一番美しいモスク、通称ブルーモスクに
向かいます。
【イスタンブール5-1 ~ブルーモスク前編~】
6日目-⑦
地下宮殿の次はブルーモスクに行きます。
まずは正面からブルーモスクの写真を撮り・・・
ん?何かおかしいぞ!
と、ふと気付きます。
何がおかしいか。
下はおかしくない写真です。
さてどこが違うでしょう。
そう、ブルーモスクは世界で唯一、
ミナレット(尖塔)が6本あるモスクなのです。
(ロケットみたいなやつです)
ブルーモスクを撮ったのに、ミナレット(尖塔)が5本しか写って
いないのでは・・・ということで、撮り直しました。
危ない危ない。
ところで、ブルーモスクの正式名称は、スルタンアフメット・ジャミィです。
ではなぜブルーモスクと呼ばれるようになったのでしょうか。
その答えが下の写真です。
そう、中が青いのです。
ステンドグラスも青いですが、壁や天井も青いイズニック・タイルを
使用していることから、この名前がついたようです。
何の説明も要らないくらいきれいでしょ?と、問いかけられている
ような室内装飾です。
観光地と入っても普通にモスクですので、お祈りの場所もあります。
ここは一般人は立ち入り禁止です。
外に出ると夕暮れも近づいていました。
続きます。
【イスタンブール5-2 ~ブルーモスク後編~】
6日目-⑧
ブルーモスクには大きな中庭があります。
ここに、観光客や、一般トルコ人が出てきます。
ところで、なぜこのブルーモスクにだけ6本のミナレット(尖塔)
があるのでしょうか。
ガイドブックやガイドさんの話を聞いていると、
スルタンアフメット1世(ここを作った人)が、
「黄金(アルトゥン)」
と言ったのを、
「6(アルトゥ)」
と聞き間違えただとか、お金がなかったのでわざと間違えた
ことにしただとかいろいろな説があるようです。
ただし、ミナレットの高さと本数で権力を示していた時代に、
他の街では間違えても6本作るなんてことはなかった
はずです。
その意味からも、スルタンアフメット1世ってすごかったんだなーと。
ふと見ると、隣接する洗い場では、靴を脱いだイスラム教徒の
人たちが体を清めていました。
もしかしたら単純に足を洗っていただけなのかもしれません。
ものすごく、寒そうでしたが。
そして、2度目のブルーモスクを後にしてホテルに向かいます。
(中庭から撮ったブルーモスク)
ホテルはヒルトン。
こればっかりはハズレはありません。
部屋に入ったとたんに水が流れっぱなし(詳しくはこちら )
ということもないはずです。
最後の宿泊ということで、期待大です
【イスタンブール6 ~イスタンブールの夕暮れ~】
6日目-⑨
ブルーモスクを後にして、最後の宿泊場所、ヒルトンホテル
に向かいます。
途中にオベリスクの横を通過すると、既に夕暮れです。
そしてバスに乗って、ヒルトンに向かうのですが・・・
イスタンブールの渋滞はすごい。
ちょうど犠牲祭の影響で通勤ラッシュがなく、大したことありませんね~
とかガイドさんが言う中、歩く方が絶対速いスピードでバスが
進んでいきます。
と、その時、一番後ろの席のおばさま方がすごく盛り上がっています。
何だろう?と見てみると・・・
ちょうど夕焼けがきれいに見えていました
。
バスが揺れるので、写真が
と、ピンボケになっていますが。
それでも気合で
と、拡大に耐える写真を撮ってみます。
この時ばかりは、バスよもうちょっとゆっくり~と
願っていました。
そしてかなりの時間をかけ、ヒルトンホテルに到着です。
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