トルコ旅行記~2日目~
【早朝のグランドバザール】
2日目-①
今日は予定通りならすぐにトロイに向けて出発するはずだったのですが、
イスタンブールに帰ってきた日が犠牲祭でグランドバザールがお休み。
そういう関係で、くるっと回る前に、先にグランドバザールに寄ってから
行くことになりました。
このグランドバザール、すごく安いものがいっぱいあるようなイメージが
ありますが、言い値で買うと 通常市価の10倍 くらいで買えること
間違いなし!
値下げ交渉にかなりの時間を要します。
そんなところにちょっと寄ってすぐ出発なんてことになっても、楽しめる
訳がない。
そもそも・・・
と思っているうちに、入り口に到着です。
ひっじょうに閑散とした風景。
それもそのはず、予想通り、ほとんどの店が準備中。
だって朝早いし。
周りの店もこーんな感じ。
昼間は人で溢れかえっている場所です。
と、いうことで、一つだけ記念に購入し(一応交渉もした!)、そそくさと
バスで立ち去りました。
いや、絶対いらないぞこの寄り道。
とにもかくにも、長い道のりのスタートです。
【グランドバザールで値切る!】
2日目-②
今回はほとんど寄りませんでしたが、このグランドバザール、
値段は基本的に人によって違います。
つまり、交渉をしないで買うという選択肢など、そもそも存在
していません。
でも交渉って苦手だなーっていうお金のある方、言い値で
買っちゃいましょう。
ほんの市価の10倍程度です。
時間はお金には代えられません。
でも、やっぱり安く買いたい、または交渉の過程が楽しいという方は、
時間をかけて交渉しましょう。
私のよくやる交渉方法は以下の通りです。
①値段を聞く(2つ買うつもりでも1つで交渉を始める)。
②思っている価格の3分の1程度を相手に言う。
③相手の値段は徐々にしか下がってこないので、自分の値段も
徐々にしか上げない。
④限界が近いかなーと思ったら、じゃあおまけ とにっこり
笑って、もう一つ横に置く。
⑤すんなり相手がOKと言ったらさらに3つ目を追加する。
言わなかったらとりあえずは押し通してみる。
⑥相手がこれ以上は絶対無理と言うのを聞いてから、立ち去る
ふりをする。
⑦99%相手は止めるので、さらに値下げ交渉をして購入する
基本パターンはこんな感じです。
④と⑥が特に重要です。
でも最初から値段がよく分からないときは、本命以外の店で交渉して
交渉を決裂させます。
その決裂した価格が、大体の値下げ限界価格です。
そんな面倒くさいことしてられないよーという方、トルコ経済活性化
のため、ぜひ市価の10倍でご購入を!!
【ダーダネルス海峡を渡る!】
2日目-③
2日目の予定はイスタンブールからトロイに立ち寄りアイワルクまで
移動すること。
グランドバザールからひたすら走り続けます。
唯一の楽しみは食事だけ。
・・・
だったのですが、グランドバザールに寄った関係で昼を食べる
時間がなくなったため、予定のレストランではトイレ休憩だけで、
さらに走り続けます。
昼がどうなったかと言えば、バスの中でのケバブサンドと
オレンジ1個。
いや、写真すら取る元気もなく、とりあえずお腹に詰めた
感じだったかなーと。
もうちょっとましなのあるっしょ(トルコなんだし)
と思ったのは多分私だけではなかったはず。
しばらく(かなり?)走ると、ヨーロッパ側とアジア側を分けている、
ダーダネルス海峡をカーフェリーで横断します。
ダーダネルス海峡はイスタンブールの左下にある海峡で、地中海と
マルマラ海(さらにその先の黒海)をつないでいます。
ここまで来ると、満足な昼食にありつけなかったことなどどこへやら。
海が近づいてくるとテンションがあがるのは万国共通です(たぶん)。
ちなみにこの海峡、前回も(逆向けに)渡ったのですが、バスから
降りて船に乗り換えた記憶が全くありません。
「んなわけないっしょ!」
と友人と言われていたのですが、添乗員さんから、
「バスからは降りても降りなくてもいいです~」
との案内が。
なるほど!
と、長年(30分くらい)の疑問が解決したひと時でした
結局カーフェリー内ではバスから降り、一通り、中を見て回った後、
チャイを飲みながら、のんびりと(1時間くらい?)過ごしていました。
そしてさらに走ったところで、ようやく有名なトロイに到着です。
【トロイの木馬とは・・・】
2日目-④
フェリーも含めてバスでひたすら走ること、ン時間。
かなり飽きてきた頃に(注:このくらい序の口だったってことは後で知る)、
ようやくトロイに到着です。
トロイと言えば、かの有名な トロイア戦争 と トロイの木馬。
と、言いながら、トロイの木馬って
コンピューターウィルスでしょ?
としか思い浮かばない方が多いのもまた事実です。
そこで、今日はトロイについてちょっと書いていきます。
トロイア戦争とはギリシャとトロイの戦争で、トロイの王子パリスが
スパルタの王妃ヘレネーを奪い去ったことから戦争が起こったとする
ギリシャ神話です。
そこでギリシャ(スパルタ)と敵対していた国がトロイ・・・って、
え?
ギリシャ神話?
神話ってもしかして・・・作り話??
などと思われた方、実はシュリーマン(って人がいた!)がトロイ遺跡を
発掘するまではみんなそう思っていたのです。
でも実際に遺跡が発掘されて、トロイが実在したことが証明されました。
神話と思われていたお話の少なくとも一部は現実だったわけです。
どこまでが神話でどこまでが実際の話かについてはいつか誰かが
証明してくれるとして、
トロイの木馬もその神話の中に出てきます。
その話とは・・・
ギリシャはどうしてもトロイの城壁を破れなかったので、大きな木馬を
残して撤退します。
トロイは、戦利品だーと、その木馬を城内に運び入れます。
しかしその木馬にはスパルタ兵がいっぱいいて、夜になると城門を
内側から開けて、結局トロイは敗れ去るという話です。
バカかこいつらは!
なんてごく普通の考え方をした人、神話にけちをつけてはいけません。
神様に怒られます(嘘)。
というよりあくまでお話です。
ちなみにコンピューターウィルスのトロイの木馬とは、一定期間
コンピューター内に潜伏した後、発病するウィルスの総称です。
その木馬とトロイ遺跡の写真は明日また。
【in トロイ】
2日目-⑤
昨日はトロイの伝説について書いていましたが、今日は実際のトロイです。
さて、遺跡を見た感想は。
え?さびれてる?
そう、そうなのです。
知名度的にはエフェスなんかよりも圧倒的に高いのですが、
なんといっても遺跡が地味。
発掘作業が遅々として進まないからなのか、こんなものなのか、
「おー!」
と感動するにはかなりシュリーマン(トロイを発掘した人)についての
本を読み込んでいかなければなりません。
私も初めて見たときは、さて、次行こう!ってな感じでした。
何も考えずのんびりするにはいいところなので、私好みと言えば
私好みなのですが、それにしても・・・。
でも、何層にも歴史が積み重なって
地層を見れば、どの時代の地層かが分かるそうです(地層に番号札がついています)。
まあこれはこれで歴史を感じることができます。
ただ、やっぱり
こういう分かりやすいものの方が、ツアー客には圧倒的に
人気のようでした。
いや、遺跡は数千年前のものだけど、木馬は誰かが勝手に
作ったものなんですけど・・・とはもちろん言えず。
分かりやすいって大切なことのようです。
そして、今日はエーゲ海の見えるお部屋に宿泊です。
そのエーゲ海は明日の更新で。
【エーゲ海の見えるお部屋!】
2日目-⑥
今回のツアーはいろいろなフレーズがパンフレットにちりばめられて
いましたが、「エーゲ海の見えるお部屋に泊まれます!」って
いうのもその一つ。
かなり期待大の宿泊です
トロイを発った後、またバスに長時間揺られて、
ようやく
エーゲ海の見えるお部屋
に到着です。
長時間バスに揺られ・・・
時間は日が沈んでから数時間・・・
はー。
そう、
真っ暗なエーゲ海の見えるお部屋
への到着です。
海と陸と空の境目なんて絶対に分かりません。
おい!
と言ってももちろん日が上るわけもなく。
ちなみに翌朝も日本人ツアーらしく早朝の出発。
まあ早朝のエーゲ海は、夜よりはましでした。
あくまで比較の問題ですが・・・。
いいのか?日本最大の旅行会社がこんなことしてて・・・。
ちなみに夜の食事はホテルのレストランでビュッフェ形式
見た目はそれなりにいいのですが、
味は可もなく不可はありといったところでした。
前に来たときはトルコって何食べてもおいしかったんだけど・・・。
確かにホテルのレストランとかでは食べなかったけど・・・。
ま、実質初日なので、食事は次回以降に期待です。
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