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ナポリ王フェランテの孫娘でルネサンスを代表する美女の1人、サンチャ・ダラゴーナ姫

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右下の女性がサンチャだと言われています
1478 ~1506)



サンチャ・ダラゴーナはナポリ王の庶子で、母は貴族階級の大変美しい女性だったといわれています。


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またサンチャ姫の弟、アルフォンソ・ダラゴーナは


男前なら間違いなくイタリア一だと言われてるほどの美形兄弟ニコニコドキドキドキドキ






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(サンチャの弟、アルフォンソ・ダラゴーナ。サンチャの弟で、ルクレツィア・ボルシアの夫。しかしローマで暗殺。非業の死を遂げるぐすんぐすん。)


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15歳ではナポリの王女として、ナポリとローマの同盟のため、まだ13歳のホフレ・ボルジアに嫁ぎます。

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しかしこのナポリ王女は結婚前の12歳くらいから男性を既に知っていて、15歳の頃にはプリンセスにも関わらず、娼婦のような女性になっていました。

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(サンチャの夫、ホフレ・ボルジア。)


色恋沙汰の絶えないお姫さまで、修道院へ朝早く祈祷に行った修道女がサンチャ姫と男が裸でいちゃついているところを目撃されるほど奔放なお姫さまでした(>_<)

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しかし、父も祖母も誰一人サンチャの行為を嗜める人間は周りにいませんでした(・_・;

マリーア・ベロンチによるとサンチャ姫の容姿は、


黒い髪、緑色の目をしていてまなざしはもえるよう、南イタリア特殊の明るさがある

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と言われて情熱的で気性の激しいお姫さまだったようです。


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(チェーザレ・ボルジアの肖像画)

結婚当時は15歳の少女でしたが、王家の血筋を誇りにし、このお姫さまが、ローマ教皇の末息子、ホフレと結婚し、ローマへ登場した時、波瀾に満ちた劇場の幕開けとなったのです。。


(ルクレツィアの遺髪の展示品)

この時、ローマの華となっていた、ローマ法王の愛娘、ルクレツィア・ボルジアは、新しい競争相手にかなり機嫌を損ねるほどこのナポリの王女に感心を持ったと言われています。

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その頃、サンチャの結婚したホフレ・ボルジアには2人の兄がいました。

長兄チェーザレ・ボルジアと、次兄ホアン・ボルジアです。


すぐにチェーザレがサンチャとスキャンダルになりました。
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チェーザレ・ボルジアは、ローマきっての有名娼婦、フィアンメッタと付き合いもありら毎日サンチャの邸へ出かけた結果、サンチャ姫は成熟した女性へとなっていきますニコ

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チェーザレのあらがいがたい魅力にみるみる支配されていくサンチャ姫をみて、チェーザレの妹、ルクレツィアはこの頃、自分の領地へと帰っています


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ルクレツィアが去ってすぐ理由はわかりませんが、サンチャ姫はあろうことか、チェーザレの弟ホアン・ボルジアとも関係を持ち始めます。

 
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そして悲劇が、、
チェーザレにより、弟、ホアン・ボルジアが殺され、サンチャの弟、アルフォンソ・ダラゴーナまでチェーザレによって殺害されます。

特に性的な意味でチェーザレに翻弄されつくしたサンチャ姫はチェーザレに対し憎悪していきます


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その後ナポリとの関係が悪化。

3年後には自身も愛人チェーザレによってサンタンジェロ城に幽閉されることになります。

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愛人チェーザレはマキャベリにみられる君主論そのままに権謀術数を駆使し、イタリア統一に燃え、ヨーロッパ中を震え上がらせました。


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(フィレンツェの外交官、マキャベリ)

しかしあと一歩のところで、父、アレクサンデル6世が死ぬとサンチャは釈放され、ナポリに帰ります。

月日は流れ、チェーザレは一気に劣勢となり、1504年ナポリへ行きサンチャ姫に助けてくれるよう頼みます。

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しかしチェーザレは自身の魅力を過信しすぎていました。病気のせいで女という女を征服し尽くした魅力もこのころにはなくなっていました。
(一説には梅毒に感染していたとも)




サンチャ姫は生涯弟を殺したボルジア家の人々をゆるすことはありませんでした。

ナポリに戻ったサンチャは、フェルナンデス・デ・コルドバの愛人となりナポリの女王のように暮らしていました。

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(サンチャはどこにいってもモテモテで、何でも楽しんじゃう逞しい性格のようで。。ニコ


その後サンチャ姫は27歳で、永遠に老いることなく、その波乱に満ちた生涯を終えました。

チェーザレは志半ばで31歳で戦場で死去。


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時代の転換期であったルネサンスを生きた人々は独特の輝きを持っているように思いますニコニコ