ツイッターの単文を再録
いつもなら改行や追加、修正をするけれど今回は時間的なことなどからそのまま再録

今度NHKBSでタワーリング・インフェルノが放送されるけれど、何度もテレビで観たあとに午前十時の映画祭で鑑賞したとき、テレビとは違う迫力…大画面・音響に映画館で観るということを意識するようになった。オープニングのヘリコプターの回転する羽根音が映画館では体に響いてきた… 


自分は顔と名前を覚えにくい人間なのだけど、最初にきちんと観たときなぜか建築家をスティーヴ・マックィーン氏と思い込んで観ていて消防隊長が登場したときに混乱してしまった…どうみてもまったく違う顔なのに我ながら記憶力が悪いと苦笑いしてしてしまった






自分はわからなかったけれど本作に関して脚本展開がダメとバカにしたものを読んだけれど、元々違う小説二冊…片方を読む限り結構忠実に取り入れて成立させているのはすごいと思う。それこそ未読の映画原作「地球最後の日」の解説を読んでいたら当初パニック映画「ディープ・インパクト」は原作として「地球最後の日」とアーサー・C・クラーク氏の「神の鉄槌」がクレジットされながら最終的に外されたそうだから。元々は別々に進行していたのを統合、だとかタワーリング~と同じなのにこのあたり別々のものをひとつにするのはかなり難しいことなのだと思うようになった






余談だけれど「地球最後の日」の金子隆一さんの解説でいくつか作品が紹介されていて気になるけれどつい題名を伏せられている近年もパル(「宇宙戦争」監督)以前的センスでされてしまいSF界では触れてはいけないタブー・ゾーン、不幸な例外に触れることはあるまい書かれしまった作品が気になる(苦笑)

タワーリング~の原作は別に天の邪鬼ではないけれど、映画邦題をとれなかった「そびえたつ地獄」しか読んでいないけれど、こちらからは建築社長とその義理の息子が採用されているけれど、映画との違いは建築社長の方はあくまでも安全第一で不正を知らず、そのことを知ったときもともと病気だったことから意識不明の状態に陥りそのまま悲劇が起きる前に命を落とすとかなり印象が異なるキャラクターだった。もう片方は未読だからそちら側からの統合もあるかもしれないけれども…ただ未公開場面にはパーティーを中止しようと悩む場面があったりした


本作は165分と長いのだけど、未公開場面がかなりありどこを残し、どこを削るか編集者は大変だと思う。未公開場面には展望エレベーター三台のうちケーブルの関係で動くの一台だとか重要そうだけど切っても問題がないともいえて判断が難しそう…「これは大丈夫か」「そう願うよ」は後の展開を考えると…


観ている時は「昔は短距離の選手だ」は城達也さんの声(自分は長いこと野沢那智さんと勘違いをしていた)や関係性からグッときたけれど冷静に考えるとよくわからない展開というか、なぜ秘書との関係を隠しているのかなど想像をしたり表に出てこない悲劇という意図だとは思うけれど全体からみるとちょっと浮いているように感じた。未読の方の冒頭をチラッと読むと副社長と無名女優の不倫関係からのアレンジのようだけど、そこを読む限り副社長の方は性格が悪そう…未読だからその後の展開がわからないけれど映画の方もやっぱり不倫設定だったりするのか?



映画で好きなキャラクターは心優しき詐欺師とターゲットとなった老婦人なのだけど映画の展開は悲しかった…もう古いから書いてしまうけれど未読の方の登場人物で、解説を読もうと後半を開いたときについ目に入った展開で最後二人が結ばれることを示唆するもので思わず何で映画はこうならなかったのかと思ってしまった…よくないけれど後半のページをちらっと探すとエレベーターの場面があったけれど、その際に映画で老婦人が陥った展開は性格が悪そうな男性の役割で、なんでわざわざ交換したのかと思ってしまった…そこは原作通りでいいのにと…



DVD収録の吹替は「宮部昭夫さん井上孝雄さん田島令子さん」版だけど、言語に戻る場面でテレビ放送でのカット部分がわかる…ハラハラドキドキの崩壊した階段下りが丸ごと原語だったりとテレビ放送の編集も大変そうだと思った。ブルーレイには他のバージョンも収録されているけれどこの場面はあったのか

ネット上に吹替の比較動画四種類があったけれど同じ声優でも演技が違ったりして面白いな~と思う。最新版は小山力也さんのマックィーン氏も含めていいと思うのだけど、古いものが全体的に重厚なせいか一気に若くなった印象でこういったのも時代の変化なのかなと思った
https://nico.ms/sm20385931?camp202103tw=t8aajUcKJ1_1632182596756

声優に関していえば、DVD版収録の吹替で気になるのは終盤に窓を突き破って転落する男性の悲鳴…午前十時の映画祭で観てあの悲鳴はテレビ吹替のみだと知ったけれど、その悲鳴の声優が増岡弘さん(サザエさんのマスオさんやジャムおじさんなど)の声に聴こえるけれど他の兼役もなさそうで違うのかどうか…

ものすごく余談だけど自分は興味がありながらパニック映画はそんなに観ていないのだけど、何となくイメージとして一芸を持った老人と子供が登場すると同時にやたらと途中に歌っている場面がある印象がある。エアポート75のシスターが突然ギターを持って歌ったときはちょっと笑ってしまった
さらなる余談だけどパニック映画としてのエアポートシリーズの第一作「大空港」は微妙にジャンルから外れるそうだけど地味だけど個人的に好き…そしてあまり評判がよくない海底からの脱出の78が一番好き…最終作はう~んとなったけれど実はこの作品が初めてみたアラン・ドロン氏と野沢那智さんの組み合わせで、数年前に他の作品…「太陽がいっぱい」や「冒険者たち」を字幕版ながら観るまで写真ではかっこいいと思ったけれど、エアポート80の印象が強すぎた。そして最近75のサントラが復刻されてその解説を読むと、一応80以降の予定もあり仮題がUFO…何だかとんでもなさそうだと思ったけれど今度は宇宙空間に飛行機がとばされてしまう話で、かなり後にテレビ映画「スターフライトワン」という作品になり、なかなかに評判がよいので観たいなと思いつつ未だに機会がない…

近年はDVDに古いテレビ吹替が収録されるけれど素材や欠損などの関係で一部ソフトには未収録(13日の金曜日一作目だとか最後の台詞が途中でぶったぎれた)のことがあるけれど、DVD収録の吹替は本来はオープニングの字幕が矢島正明さんによる読み上げだっただとか気になる…役者も声優も今となっては豪華

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


二種類の原作小説は共に早川書房から出版されて文庫化されているけれど、邦題の付け方が片方はうまいと思う。どちらを映画邦題にするのかもめたりしたのかとちょっと思ってしまう。
TheTower→そびえたつ地獄
TheGlassInferno→タワーリングインフェルノ
映画の題名もうまいことミックスしたと思う