従業員視点 「組織の一体感」
さきほど「一体感 」の
場の視点 「組織の一体感」 を紹介させていただきました。
その中で、「個人をないがしろにしない!」というメッセージをしましたが、
組織の中で個人の感じる「一体感」を抽出する方法としては「サーベイ調査」が
一般的に企業が導入するする方法として一番多いでしょう。
従業員のエンゲージメント度を可視化する意味では弊社も提供側の1社です。
ですが、お客さんの調査結果を基に話を展開するわけにいかないので・・・
先日の新聞から「富士通エフサス」の記事を例にお話をしたいと思います。
<2011.4.7 日経産業新聞より抜粋>
情報技術(IT)が欠かせない社会インフラになった今、同分野大手の富士通エフサスは
毎年秋、約5,000人の従業員に対して、従業員の意識や部門の方針に対する評価など
60項目にわたる調査をしている。
新年度から、調査結果を活用した「MPRアセスメント」と呼ぶ取り組みを始めている。
従業員満足度の調査から13ある事業本部をタイプに分別する。
▼MPR評価による組織の分類別
富士通エフサスの人材開発担当役員は紙面で、
「人だけが財産だと言っても過言ではない」とコメントしている。
個人をないがしろにせず、組織の一体感を醸成する取り組みと、
それ以上に経営側の意識が素晴らしい!としか言いようのない事例だ。
以前、「サーベイ」や「満足度調査」が巷の企業で流行った時期がある。
この事例から学びたいポイントは、組織の自己満足的調査ではなく、
個人にスポットを当てつつ目指す組織(=一体感)と乖離している場合は
週1回、数時間のミーティングを最低3ヶ月は繰り返すそうだ。
それによって人の数だけ、組織の数だけある一体感への解を見いだす...
「従業員視点」にとって、これほど働く者冥利に尽きることはないだろう。
是非、個々の組織に置き換えてヒントにしていただければと思う。
門田政己
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