グローバル視点 「日本人の一体感」
「一体感 」をいろいろな角度で見ていきたいと思う。
まずグローバル視点では、
私たちに日本人にとって非常に辛い出来事となった「東日本関東大震災」。
この震災を通して世界から以下の賞賛をされたことは現在進行中の話でもある。
●非常時でもまとまりがある
●他の人を思いやる気持ちに溢れている
●助け合い協力し合う素晴らしい文化の国
国内の企業単位や個人単位では、
「一体感がない!」
「まとまりがない!」
という相談を受けるが、世界的には日本人は類を見ないほどに
「一体感がある!」
「まとまりがある!」
という評価を受けている。
では、
海外=外人から見たら「一体感」と「まとまり」があると見えるのか?
実はそうではない。
日本国内に住み、学業や仕事をしている方から何度か
「日本の組織はバラバラ」
「日本人は自分のことしか考えていない」
と言われたことがある。
それは定住している方ばかりでなく、観光で一時的に日本に訪れた
外人の8割以上が「もう二度と日本には行きたくない」と答えている。
どうして、このような乖離が起こるのか?
その理由には2つのことが考えられる。
■利己主義
企業も個人も異常なほど利己主義に奔走し過ぎたのだ!
多くが競争に身を置き、日本人らしさと言われる
「いたわり」「気遣い」「心くばり」「思いやり」を忘れていた結果だ。
■有事の底力
戦争を経験されたご年配の方を除いては、過去に例のない今回の惨事。
この非常事態が本来持っていた国民性を呼び覚まし発揮された。
人は窮地に立たされたとき本性が現れる、その集合体が国民性だ。
門田も今回の震災で、
「日本人はこんなにも人をいたわり、気遣い、心くばり、思いやれるんだ!」
という発見をしている。
そうゆう意味では、
グローバルから見た「日本人の一体感」は顕在していると誇りに思いたい。
門田政己
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