南部曲がり屋 | 「牛の王子様の牧場日記」牛飼いカッキーのつぶやき。

南部曲がり屋

「南部曲がり屋」は、岩手の伝統的な家屋で

土間を中心にL字型に伸びた形をしています。


牛舎と棟続きで、土間には牛専用のかまどもありました。


昔の家畜は大切な財産であり、家族のような存在でした。


雪国岩手では冬の仕事は炭焼きくらいしかなかったようです、

冬の間、精一杯手をかけ、食べ物も煮上げて与え、

畑へ使う有機肥料を取り、秋に子牛を販売すれば収入源になる。


そんな生活の一部だった牛と棟続きで暮らす、というのは

自然な事だったのかも知れません。