サンクチュアリ推進の署名2051名分を農水省、環境省、内閣府、文科省へそれぞれ面会・陳情の上、提出してきました。


正直に言って結果は非常に厳しいものです。


農水省は畜産振興課が対応とのことでしたが、元々畜産を振興することが業務なので、畜産振興の立場から、警戒区域の家畜が生きていると風評被害で、他の近隣の地域の畜産に悪影響を与える、殺処分に納得してもらうしかない、という立場です。


環境省はペットの保護で手いっぱいで、当初から家畜は農水省、ペットは環境省という住み分けでやってきたということで、家畜については全く手の施しようがない、というスタンスのようでした。


文科省の専門官は被ばくの基準値がはっきりしないので、警戒区域の家畜を被ばく研究に使うのは向いてない、という見解でした。


それぞれの省庁で出来る限りの言い分は主張してきましたが、全体的な感想として思ったのは、日本には家畜を保護する行政機関が存在しない、ということでした。


欧米の動物福祉先進国であれば話は違ってくるのではないかと思うのですが、本当に日本は遅れてます。



自民党の吉野正芳議員と石破茂議員がそれぞれ8日、9日に予算員会で福島の家畜について質疑、発言してくださいました。


吉野議員は本件で初めて国会で牛の死骸のパネルを掲示し、「全頭生かしてくれ」と訴えてくださいました。

http://ameblo.jp/helpcow/entry-11073048336.html


石破議員も滔々と熱のこもった発言で、「牛がどんな気持ちで死んでいったかを思えば、人間の責任というのはものすごく重い」とまで発言してくださいました。

http://ameblo.jp/helpcow/entry-11075006268.html


これに対して鹿野農水大臣は殺処分を進めると言う回答にすり替えたり、殺処分前提の研究の話にすり替えたりして答弁していました。


いい加減に政府も少しは生かす努力をしていただきたいと思います。

Please help to spread these petitions for saving Fukushima Animals.


We are collecting signatures to protest the culling ! (by SALA NETWORK)

https://sec19.alpha-lt.net/salanetwork.or.jp/index.html


We want to rescue all farm animals left in evacuation area of Fukushima. (by 家畜お助け隊)

http://www.change.org/petitions/kachiku-otasuke-taiorg-japan-farm-animal-rescue-team-we-want-to-rescue-all-farm-animals-left-in-evacuation-area-of-fukushima?utm_medium=twitter&utm_source=share_petition


Establish Sanctuary Farms for Fukushima animals. (by 福島原発避難地域に取り残された動物・家畜を救おう!:this web site)

http://www.thepetitionsite.com/1/Establish-sanctuary-farms/


SAVE! Animals Dying in Fukushima (by TNR Japan Animal Welfare Hospital)

http://www.thepetitionsite.com/28/save-animals-dying-in-fukushima/


Please Allow Animal Rescue in Japan's Nuclear Evacuation Zone (by Japan Earthquake Animal Rescue and Support)

http://www.thepetitionsite.com/26/save-animals-in-Japan-evacuation-zone/

家畜お助け隊さんより一部転載

石破議員、森議員へ応援メッセージを
http://ameblo.jp/helpcow/entry-11065912244.html


お願いした5項目


1)農家と建設業者への柵設置及び誘導、給餌給水管理のための立ち入り

  許可取得のための お力添え。



2)今回参加した農家以外の農家も励ますこと。



3)正しい情報を農家に届けることへの ご協力。



4)放射能を拡散させないためのリスク対策検討会の開催。



5)政権へ生かすことを認めさせる働きかけ。



「原則殺処分」と指示が出され、餓死か安楽死――殺すしか選択肢が与えられていないため、生かしたいと思うこと自体が悪いことのように思われる


元気で生きている家畜、特に子どもまでわざわざ殺すなどは考えられない


かわいそうで、かわいそうで、…ただ生かしてほしい


国際社会から見ても先進国の対応とは思えない


何とか発行されていた立ち入り許可証が、11月からもう取得できなくなるかもしれない

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犬猫だけでも大変なのはわかるのですが、家畜についてもなんとかならないでしょうか。。。


環境省報道発表資料より

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14384


平成23年10月31日

警戒区域内からの被災ペット(犬及び猫)の一斉保護について(お知らせ)


 今年5月10日から始まった警戒区域内の住民の一時立入に合わせ、環境省と福島県では、区域内に取り残された犬及び猫の保護活動を行ってまいりました。
 この結果、一定の成果は得られたものの、今もなお保護の要請が寄せられていることから、継続して一斉保護を実施していますので、お知らせします。


1 一時立入(一巡目)に伴い保護した犬及び猫の数
(1)活動期間:平成23年5月10日から平成23年8月26日 (2)保護頭数:犬-300頭、猫-191頭 (3)動員数:環境省職員-35名、福島県職員-387名(延べ)、他自治体職員-73名


2 保護収容施設
 区域内から保護した犬及び猫については、福島県が以下の収容施設において管理しています。

(1)福島第1シェルター:福島市飯野町大字明治字休石10 (2)福島第2シェルター:田村郡三春町大字上舞木字向田17-40 ※第2シェルターについては、8月から整備を進めてまいりましたが、この程完成し、10月1日から収容を開始しています。 ※保護した犬及び猫のうち、所有権が放棄された、または1ヶ月以上飼い主が不明な犬及び猫については、新たな飼い主を募集しています。詳細は、福島県動物救護本部のホームページ(http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/kyuugoindex.htm )をご確認ください。


3 一斉保護の実施について
(1)先行調査
 住民等から寄せられた被災ペット(犬及び猫)の情報等を基に、以下のとおり警戒区域内の被災ペット(犬及び猫)の生息実態調査を実施しました。

ア 実施期間:平成23年8月31日から平成23年10月23日 イ 対象区域:南相馬市、田村市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、川内町、葛尾村 ウ 保護頭数:犬-14頭、猫-15頭

(2)一斉保護
 他自治体等の協力を得ながら、以下のとおり警戒区域内に取り残された犬及び猫の一斉保護を実施しています。

ア 実施期間:平成23年10月24日から平成23年11月20日 イ 対象区間:南相馬市、田村市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、川内町、葛尾村 ウ 実施方法:必要に応じ餌を仕掛けた保護器等を使用して保護を行います。


連絡先

環境省自然環境局総務課
動物愛護管理室
代表:03-3581-3351
   (内線6429)
室長:西山 理行
室長補佐:大倉 弘二
担当:岡部 佳容