アンパンマンのマーチを聴いて | まかさんぽameba

まかさんぽameba

サントリー所属のラガーマンです。
スーパーラグビー・サンウルブル所属。
日本代表としてワールドカップTOP8を目指します。

ラグビーはこっちね。
blog makasampo.com

NACK5のリスナーである私ですが、

子供向けに流れた「アンパンマンのマーチ」が

おもいのほか胸に刺さったので紹介します。


「アンパンマンのマーチ」
作詞 やなせ たかし


この曲、昔は何も考えることなく聴いていた曲ですが、
歌詞をよく聴くと、ひじょうに深い人間賛歌だったことに気付きます。
不覚にもクルマの中で涙が潤んでしまいました。

歌詞

  そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
  たとえ 胸の傷がいたんでも

  なんのためにうまれて なにをして 生きるのか
  こたえられないなんて そんなのは いやだ!
  今を生きる ことで 熱い こころ 燃える
  だから 君は いくんだ ほほえんで
  そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
  たとえ 胸の傷がいたんでも

  ああ アンパンマン やさしい 君は
  いけ! みんなの夢 まもるため



  なにが君の しあわせ なにをして よろこぶ
  わからないまま おわる そんなのは いやだ!
  忘れないで 夢を こぼさないで 涙
  だから 君は とぶんだ どこまでも
  そうだ おそれないで みんなのために
  愛と勇気だけが ともだちさ

  ああ アンパンマン やさしい 君は
  いけ! みんなの夢 まもるため

  時は はやく すぎる 光る星は 消える
  だから 君は いくんだ ほほえんで
  そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
  たとえ どんな敵が あいてでも

  ああ アンパンマン やさしい 君は
  いけ! みんなの夢 まもるため




テレビでは2番だった為に、最初に聞いたときに「あれ?」と思ってしまいました。
1番の歌詞は確かに子供向けではないように感じますね。

調べてみると、作詞のやなせたかしさんは戦争経験者。
その戦中・戦後、食糧危機に直面し、非常に辛い思いをしたそうです。

その人間の不幸としてはっきり分かる「飢え」という辛さ。
それを自らの体を削ってまでも救おうとする自己犠牲の精神。
「献身することこそが正義」
という思いがアンパンマンには詰まっているそうです。

「生きてみんなの夢を守る」それがアンパンマン。

また2番の「愛と勇気だけが友達」という部分も
それだけかっ!って思っていましたけども

人間の孤独というものの考えから見ると、
支えになる本質の部分はこの二つ以外見当たりません。

この二つだけが支柱になるえるものなのだと思います。

そんな歌詞に思えてなりません。



(被災地の方が動画を見れるかは分からないですが)

なせたかし氏の弟は、特攻隊として戦死しているそうです。
そういう部分から動画を再生してみても、弟さんに向けての言葉とも見ることができます。

ですがこの曲には元気があり力があります。
ふとした瞬間に切なくなりますが、先が見えます。


だから、こんな時期だからこそ

アンパンマンが必要だと思います。