にがりの是非は、マグネシウムとカルシウムのバランスが重要と思われる | 「なんか体調わるい、、、」と感じたときに読むブログ

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にがりを摂取して体調が悪化し、
いろいろと調べましたが、
結局にがりの是非はよくわからないでいます。

にがりに含まれるダイオキシンや水銀
などの毒性が問題なのかとも考えましたが、
海洋深層水を原料としており、
クリーンだという話もあります。

製造元のサイトを見ましたが、
別の商品ですが、
放射能測定もしていて安全性が
確認されていて、それなりにちゃんとしてそうです。

別の製造元に電話で問い合わせましたが、
海水中に有害物質がどの程度含まれているか
というのは教えてもらえませんでした。

場所や条件などによって変動する
ものだからだそうです。

結局、真実はよくわかりません。


また、にがりの凝固作用については、
その是非は別として、真実のようです。

Wikipediaには以下の記載があります。
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マグネシウムは動植物に対して
毒性の強い元素でないため、
植物肥料として過剰使用を
特に警戒する必要はないが、
動物が直接食物から摂取する場合には、
他の無機物(リンやカルシウム)
とのバランスを適切にしなければ、
尿路結石などの原因になりうることがわかっている。
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結石は凝固そのものですよね。
内臓が硬くなるとの記述はありませんが、
結石の原因になることは確認されているようです。


ただ一方で、この凝固作用というのは
悪いことばかりではありません。

ミネラルの生理作用として、
『あなたの知らない整体ミネラルの真実』
沼田光生著には以下の記載があります。
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ミネラルが、難溶性の塩
(カルシウムやマグネシウムのリン酸塩)
となり、骨や歯の硬組織を形成し、
それに硬さや、強さ、耐久性を与えます。

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人体に「硬さ」を与えるのは
骨や歯に見られるように、
必要不可欠なことということです。


そもそも、カルシウムとマグネシウムは
拮抗ミネラルと言われていますが、
両方とも水に溶かすと
2価の金属イオンMg2+とCa2+になり、
これがタンパク質と結合して
凝固するようです。
2価の金属イオンが凝固剤になる
とのことです。

ですから、バランスが重要ということだと思います。
マグネシウムが不足すると
細胞膜上で蓋をできず、
カルシウムが細胞の中から溶け出し、
それが血液中に流れ出て、
血管壁にこびりついて動脈硬化などの
原因になると言われています。

これは、逆も言えるのかもしれません。

つまり、カルシウムが不足してマグネシウムが
過剰になった場合でも、「凝固」の原因になる
可能性がある
ということです。

すなわち、それが結石であり、
「内臓や血管が硬くなる」という可能性です。

不要なマグネシウムは尿から排泄
されるとも言われていますが、
どこまで機能しているかはわかりません。


Wikipediaには以下の記載があります。
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マグネシウムは生体に必要不可欠な
成分である反面、マグネシウムが
豆乳を豆腐に固化することに見られるように
高濃度のマグネシウムイオンは
タンパク質を固化する性質を有する。

マグネシウムの吸収機構は解明されていないが、
腸管からのマグネシウムの吸収率は、
マグネシウム摂取量が多ければ吸収率が低下し、
摂取量が少なければ吸収率は高くなる。

腸管から吸収されなければ、
マグネシウムイオン濃度の高まりにより
腸管内での浸透圧が高まることになる。
このためマグネシウムの過剰摂取で下痢を起こす。
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人体の高度なシステムは、
マグネシウムが大量に入ってくれば
腸管内で吸収率を低下させ、
摂取量が少なければ吸収率を高めます。

そうやってマグネシウム摂取量を
コントロールしている訳です。

このことは、逆説的に、
過剰にマグネシウムが入った場合には
人体に危険が及ぶということだと思います。

治療でマグネシウムをサプリメントや点滴で
体内に入れる場合がありますが、
その場合でも腎臓機能に問題はないか、
カルシウムとのバランスに気をつける
必要がありそうです。


にがりの是非については、
やはりイオン交換膜透析法などで
有害物質を除去したものを選んだり、
摂り過ぎないことが必要なようです。

自然塩については、
ミネラルが豊富なことは間違いありませんが、
上記したような凝固作用がありますので、
やはりカルシウムとのバランスを
注意する必要がありそうです。

マグネシウムとカルシウム
どちらが多過ぎても人体を不必要に硬化させる
原因になるかもしれないからです。

ですので、天然塩を摂るにしても、
精製塩を取るにしても、
オリゴスキャンなどで定期的に検査すると
良いと思います。