おちついていた盗難が・・・
ある会社からドライヤーの販売協力の依頼がありました。
1台数千円もするドライヤーなのですが、使えば良さがわかるそうで、女性ロッカー内にのみデモ機を数台置いて、販売はショップの一部でするというものです。
期間が限られていることもあり、一度してみたのですが・・・
初日から早速起こりました。
「支配人、デモ機のドライヤーが3台も・・・・なくなりました・・・・。どうしましょう・・・・。」
購入して弁償するにも、1台数千円ですから3台となると2万円くらいになってしまいます。
どうしようもこうしようもなかったので、とりあえず販売会社の営業マンに電話を入れました。
すると・・・
「あ~そうですか~、わかりました。それでは追加で送らせますから~」
っと気軽な対応。
僕としてはどうしようかと思っていたので、謝罪をすると、
「こんなことはどこにでもある話しですから~、気にされなくて結構ですよ~」
って、ほんとですか?って感じです。
やっぱりどこでもあるとは思ってましたが・・・
うちもここ最近は安いドライヤーを使っているからかもしれませんが、おちついていた盗難だったのですが・・・
情けない話しです。
しかも営業マンの気軽な対応を見ると、おそらくデモ機の盗難も計算しているし、その上でドライヤーの料金設定をしているのでしょう。
しかしそれを考えると、購入された方は、もっとアホらしいでしょうね。
スポーツクラブの経営でもお伝えしましたが、備品の盗難はクラブの経営を圧迫しかねません。
今回のドライヤーにしても、もしそういった盗難さえなければ、もっと安い料金で購入できる可能性があるにも関わらず、盗難をされる人がいて、その人の費用をちゃんと購入された方が負担する。
普通に考えればおかしな話しですが・・・
お風呂代わりにジャグジーへ
あるマンションで監視をしている時でした。
プールご利用時間10分前に入居者の男性の方が、ガラス越しに聞いてこられました。
「5分だけジャグジーに入っていいか?」
断る理由もありませんでしたので、快諾すると2分で水着に着替えられて、ジャグジーへ。
ほんとに5分だけ入って出られました。
何の気なしに、
「ジャグジーがお好きなんですか?」
っという質問をすると、
「ここのお風呂が熱すぎて、入れないんだよな~。だからジャグジーに入ったんだよ~」
ジャグジーは、それぞれのスポーツクラブやスイミングスクールによって若干の水温差があると思います。
今回のケースのジャグジーは36度から37度くらいに設定されていました。
一応、ご意見と捉えて、管理者にお伝えしたのですが、聞いて驚きました。
お風呂の設定温度は40度ということなのです。
僕も以前スポーツクラブで会員様からのご意見で困ったのですが、その時のお風呂の水温は、31.5度か32度の設定するかということでした。
まさか40度で熱くて入れないと言われてしまうと、どうしようもありません。
今回も改めて感じたのですが、個人個人の体感温度は、本当に千差万別です。
「普通」という狭い感覚の中での差はあっても、意外なほど差がある場合があります。
自分の感覚が「普通」と思うこと自体に、改めて違和感を覚えました。
ユニクロ方針
「ユニクロが契約社員・バイト5,000人を正社員雇用」
まさにスポーツクラブ業界も見習うべきと思いました。
ユニクロの従業員における社員は92%らしいのですが、僕のスポーツクラブもそんな感じです。
フロントやプール、アスレチックジムのスタッフにスタジオのインストラクター、掃除スタッフ等々で50人くらいになるのですが、社員は4人から5人くらいです。
またユニクロが正社員に雇用する理由として、
「優秀な人材が他に流れてしまうのを解消する」
としているが、これもまさにスポーツクラブも同じです。
せっかく挨拶や接客と基本を研修し、トレーニングや指導の研修もするのですが、学生さんの場合なんかは基本が出来たころにやめてしまいます。
それで全体のレベルが上がるはずがありません。
当然正社員に雇用するリスクはあります。
これは言わずとしれた話しです。
しかしどこかでユニクロがとった方針を、僕達の業界もする必要があると思います。
僕は経営者ではないので、そこまでつっこんだ意見は会社に対して言えないですが、意見としてはこれからもぶつけていきたいと思います。
フリーウエイトゾーンが消えていく・・・
夕食の時に、嫁さんのお父さんが寂しそうに言われました。
「いつも行ってる○○スポーツクラブのフリーウエイトゾーンがなくなるらしくて・・・」
義父は何年も前から○○スポーツクラブに通われて、フリーウエイトを中心にトレーニングをされていました。
そのフリーウエイトゾーンがなくなるというのは、スポーツクラブに通う意味がなくなるということでもあります。
数年前からフリーウエイトゾーンをなくしたり、縮小しているスポーツクラブが少なくありません。
建前は
「安全性が確保できない」
っということですが、僕の感覚は違います。
単にフリーウエイトトレーニングを指導できるスタッフを育成できないということです。
確かにフリーウエイトトレーニングは幅広く、安全の確保も難しいと思います。
また、知識や経験も豊富でないといけません。
しかし、それで安易に楽なほうに逃げてもいいのでしょうか?
それではこの業種の成長もなくなるのではないでしょうか?
このブログでも何回か書きましたが、僕達の業種は元気なように見えて、結局人を減らしてサービスを落としながら経営を成り立たせています。
会員様からのクレームの一部に、スタッフの知識や能力に対するものもあります。
人の育成をせず、アルバイトの人達を数多く雇用して、その場をしのいでいるだけです。
フリーウエイトだけにとらわれず、今こそスタッフの育成に力を注ぐべきではないだろうかと思います。
それが、本当にスポーツクラブ業界そのものが発展するものだと信じます。
給食費を支払わないで・・・
今日もテレビで給食費を払えるのに払わない家庭が、増えてきているニュースをしていました。
僕の感覚では非常識だと思うのですが、あれだけ多いことを考えると、やはり人それぞれの常識が違うのだと思わずにはいられないです。
実は数年前のブログに書いたのですが、スポーツクラブにも会費を支払わないで利用している会員様がいました。
給食費とは考え方は違うのですが、僕としては給食を食べさせているのに支払わないのとスポーツクラブでクラブを利用しているのに月会費を支払わないのは、感覚的に同じです。
ほんとにお金がないのかどうかは定かではなかったのですが、なにせくるたびにフロントから請求しても、
「あ~、ごめんごめん今日は持ってくるの忘れた、次回必ず持ってくるから!」
と言い残してロッカーへ行かれる女性。
それをなんと2週間ほど続けたのです。
そのうえ、ちょっとフロントからきつめに言うと、
「何なのよ!私を信じられないの?泥棒呼ばわりするつもり!」
っと言って恫喝する始末。
結局僕が直接お会いして、次回月会費をいただけないと、強制的に退会していただくということで話しをつけました。
僕たちからすれば、お金をいただいて初めてお客様であり、お金をいただけないとお客様ではありません。
もちろん、見学者といった会員予備軍のお客様はいらっしゃるので、それとこれとはまた別です。
給食の場合は、支払わないのは親で、子供は関係ありません。
学校側も罪のない子供に給食を出さないわけにはいきません。
そういえば、書いてるうちに思い出しました。
これもブログに書きましたが、スイミングスクールの月会費を支払わずにスイミングにこさせている家庭もありました。
担当コーチも僕も、きている子供をその場で返すことができず、2回ほど授業に入れたことがあります。
通常の会費を支払っている親からすれば腹立たしいことだと思うのですが、やはり目の前にスイミングを楽しみにきている子供になかなかいいにくいものです。
こんな親が、大人が増えてくる社会は、やはり何かおかしくなってきてるんでしょうね・・・
難しい仕事・・・
ブレイクタイムの時に、コーヒー片手に隣になった先輩のおなかを見ると・・・
今年に入って、やけにおなかが出てきているのを感じました。
いやいや女性ではなく男性の先輩です。
「最近、太りましたか?」
の問いかけに、
「やっぱりわかる?」
と気づかれてしまったという反面、やはりばれたかという漢字の返答でした。
「この業界にいて、最近はメタボリックシンドロームがどうのこうのとかいってる自分らが、これじゃ~いかんよな~」
と、いうことで当たり前の話しをしていたのですが、急に先輩から
「でも、俺らメタボリックシンドロームがどうのこうのとか、その恐ろしさをわかってるのに、運動不足になったり食事が偏ったり飲みすぎたりするんだから、一般の人たちをスポーツクラブに入ってもらったり、運動を継続させるってすごい難しい仕事してるんだよな~」
そう言われなくてもそう言えばそうなんです。
人間ってやっぱり楽をしたい動物ですし、継続することがすごく苦手な動物のような気がします。
自分の好きなことに関しては、継続できるのですが・・・。
僕たちスポーツクラブので働く、とくに現場で働く最前線のスタッフは、特に継続させることの難しさを理解したうえで、会員様を継続させるためのお手伝いをしようと、強く思わないと結局、入会してもすぐに退会されてしまいます。
ブレイクタイム中の、ちょっとした出来事だったのですが、その通りかつ当たり前のことだったのです。
しかし、忘れたり意識が薄れやすいことなので、自分への再確認も含めて、ブログとして残しました。
先物取引・・・
僕が責任者になった頃からですが・・・・
ほんとに不思議に思うのですが、先物取引の営業電話が忘れた頃にやってきます・・・
確か1年くらい前のブログにも書いたと思うのですが、聴いたこともない会社から営業電話がくるのです。
ちゃんと名前も調べて電話してきます。
「○○と申しますが、支配人の○○様をお願いいたします。」
一応堂々と電話をかけてこられると、フロントも知り合いか顔見知りの業者さんかと思い、責任者につなぐのです。
ま~しかしいつもながら思うのですが、次から次へと商品を説明したり、褒めちぎったり、聞いてておもしろいくらいです。
暇な時は、
「今回はどんなネタかな~」
と思って楽しんだりします。
しかし先物取引・・・
お金をたくさん持ってる人は、それなりにすればよいと思うのですが・・・
ほんと、スポーツクラブの支配人って、さほど給与をもらってないです。
一部の企業では、若い人たちもそれなりにもらっていると聞きますが、ほとんどのスポーツクラブでは、なかなかもらえません。
先物取引の営業の方も、もう少し効率の良い営業をおすすめします。
ルールを守る人は、とことん守るんですね・・・
プールの監視をしていると、受付のスタッフがガラス越しに声をかけてきました。
「○○さんがもうすぐお越しになられます。遅くなって申し訳ないと言われてました」
時計を確認すると、プール利用終了時間まで、まだ45分あります。
その○○さんとは、だいたいプール利用終了時間50分前くらいにこられて、きっちり20分間泳いで帰られる70代のおじいちゃんです。
僕は特に気にせず監視を続けていると・・・
ガラス越しにおじいちゃんの○○さんが小走りに走ってこられているのが見えました。
○○さんは左膝が悪く、歩くのも杖が必要なのに・・・
慌てて僕もガラス越しに、
「ゆっくりゆっくり!」
と身振り手振りでお伝えしたのですが、一生懸命急いでこられてました。
プールサイドにお見えになったのは、プール利用終了時間40分前でした。
「いや~、遅くなってゴメンね~。急いできたんだけど、仕事があってね~」
僕も当然のことながら、
「いえいえ、ごゆっくりどうぞ」
と声をかけて様子をうかがっていると、きっちり20分間泳がれて、プールサイドからロッカーに入られたのは、プール利用終了時間15分前のことでした。
別に大したことのないような話しですが、僕にとってはすごく新鮮と言うか嬉しかったのです。
プール終了時間になっても、我が物顔で泳がれている会員様やクラブ終了時間になっても滞在する会員様が増えてきている中で、こういった気持ちを持たれている会員様は、本当に気持ちのよいものです。
久しぶりになんとなく気持ちのよくなった一日でした。
ひとりの会員様のために・・・
当社と提携している事業所で、館内を巡回している時でした。
「当プールでの飛び込みは、大変危険なため全面禁止とさせていただいております」
との大きな赤字でのポスター掲示を見つけました。
それが数箇所で見られ、せっかくの景観も乱すようなポスターです。
担当者に事情を聞いてみると・・・
「何度注意しても、勝手に飛び込まれる方がおり困り果て、見た目が悪いことを承知の上で、ポスターを掲示しています。」
とのことでした。
ん~本当にこのような対応で良いのでしょうか?
しかも、どの程度の方が飛び込まれているのかを確認すると、まさに、
「お1人だけなんです。ほんとに・・・」
たったお1人の方のために、どのように対応するか?ポスター掲示の準備と掲示、他の方々の印象、景観等々を考えるとどう考えても、その方お1人にご利用を控えていただくべきだと思います。
サービスやご意見は、お1人でもちゃんと考えたり慎重に対応したりすべきと思いますが、ルールとして禁止していることを平気で破っている方、お1人に対しての対応はする必要すらないように思います。
まさにそんなことをしている暇があれば、お1人でも多くの会員様の接客や運動アドバイス、またそれらの研修や勉強をすべきと思います。
スポーツクラブの経営が厳しくなっている理由として、こういった本末転倒の対応があるとも感じます。
もう一度基本に返って立て直していかないと、この悪循環のスパイラルからは逃れられないでしょうね。
音響問題もよくあるのですが・・・
先日用事で行ったスポーツクラブ先は、久しぶりかつ休館日だったので、館内を巡回しました。
やはり職業柄?ブログ柄?ご意見返答掲示板に目がいってしまいます・・・・。
あれれ?
よく読むと、同じ意見のいったりきたりで、何がなんだかわからなくなっています。内容とは・・・
「アクアビクスの音楽がうるさくて、ゆっくり歩けない。」
とあるかと思えば、
「プールの天井が高く、アクアビクスの音が聞こえにくいので、もっと大きくしてほしい。」
となれば、
「プールはみんなが使うもので、あんな大きな音でアクアビクスをするのは、一部の会員への過剰サービスだ!」
「アクアビクスのビクスの時間に、わざわざ歩きにきているのはおかしい。やっかみだ!」
責任者に確認すると、原則会員様からのご意見は掲示するようにしていたのですが、このまま泥仕合になるのは目に見えているので、以降これに関連するご意見は掲示していないようです。
これも以前ブログに書きましたが、どちらかたてればどちらかたたず・・・
っで、非常に難しい問題です。
音を測定する機器を導入することもひとつの方法ですが、結局は水温や室温と同様で、人によって感じ方が違うので、完全に問題は解決することができません。
しかも、よほどのことがない限り、一部の会員様だけが感じられていることのようです。
僕たちスポーツクラブ側のスタッフも、ある程度の判断はできます。
中にはスタッフの中には、自分のプログラムに酔って、必要以上にボリュームを上げて、多くの方々からご意見をいただくことはありますが、やはり多くの方からご意見をいただいた時には、事実として受けとめて、次回からはしないよう指導しています。
この一部の会員様同士のやり取りが、これまた普通に、気持ちよくスポーツクラブを楽しまれている会員様に悪影響を及ぼしたり、勝手に仲間にされて困られています。
先日、ある読者の方からいただいたコメントのように、
「ちょうど良かったり、適度であると感じられた時には、いつもいつも面倒ですが、時々良い意味でのご意見やコメントをいただければ、こういった一部の方々のご意見の時に、大いに参考になります。
勝手なお願いですが、ご協力いただければ幸いです。