ADHD息子に普通の子育て

ADHD息子に普通の子育て

9歳のユニーク息子の成長記。


幼児期DQ72。
癇癪や他害が酷い。
幼稚園も小学校も普通に通えません、と言われる。

ABAを開始して認知は上がったが、集団の中では問題行動は減らず。

限界を感じてRDIへ。

現在楽しく、問題無く3年生やってます。

Amebaでブログを始めよう!

スケジュール帳を作って、自分で管理する方法を選んだ息子。


【やり方】

・大学ノート1ページで2日分

・to doを書き、完了したら線を引く

・達成すると定期的に些細なご褒美がもらえる


そこに『帰宅したらカバンの中を整理する』も毎日書かれているのですが、意外と上手く進んでいます。



上手くいっている要因は

・自分事となっている

・スモールステップである

・活用できる程度に成長していた

だと思います。



今の息子にちょうどいいサポートをするには

観察することが何より大切なんだなあ

と、当たり前のことを思いました。



これが幼児だったら、

なかなかちょうどいいサポートをするのは大変なことだと思います。


ベクトルが異なる人間で

コミュニケーションが異次元な上、

かなり未熟さがあるとなると

分かりづらい事極まりないでしょうね。


自分を思い出してみると

自分自身も人として親として未熟で余裕がなかったから、なかなか難しかったです。



一般的な価値観を持たず

人間的に偏りがあり

でも可能性を大きく秘めた相手を


良いところを普通にしようとして潰さずに

社会へ適応させるのは

並大抵ではないです。


そういうのもあって

我が家は小学生の時には

勉強をできるようにするとか

成績表を良くするとか

そういうことは諦めました。



その頃の息子に求めたら

家族が沈没すると思ったから。



今なら私たち親子でも沈没せず

少し上を求められるかな?と思い

少しずつ介入している感じです。



始めてみると、

同じ歩幅でコミュニケーションをとるとか、

相手の話を良く聞くとか、

相手を尊重するとか、


結局人間関係で当たり前とされてることが大事なのだと気づいたりしています。



すなわち

私自身が人として成熟することがとても大切だなと思います。

 

トンデモな相手のしょうもない言い訳を聞いても、

放り投げない程度の懐の大きさが必要です。



最近の私は

適当に声掛けして、

上手く進まないと怒って、

禁止事項を与えたり正論を話していた私は

子供を1人の人間としてリスペクト出来てなかったのだと思います。



息子のレベルの遥か上の、

私が思う【当たり前】を求めて、

『足りない足りない』と叫んでいました。


仕事だったらパワハラ上司です。


変な親スイッチが入った私は、

勝手な理想論や

息子に意味のない持論を展開し

非常にロジカルではありませんでした。



息子は意識的にめんどくさいことに気持ちを持っていくのが難しい人なので、

私の声はBGM程度にしかならなかったと思います。



根本的に解決しないから、

何度言っても簡単なことも出来ないままになり、

私のゴルゴ線も深くなる訳です。



やっぱり息子自身が自分事として考えてくれないと、根本的に問題が解決しないですね。



逆を言えば

そうなれば勝手に解決していけるはず。



スケジュール帳管理にしたことで

少し前進しています。