パナボのカエル | 青色パール(視点 )

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南の島の少女達と この道30年のおばさんが真珠の産地直送を始めました 応援するページです

ドールバナナはパナボに2、000ヘクタール以上の巨大な農園を所有していますが、このあたりは、その昔、日本軍が駐留していた拠点でもあります
したがって川べりの土手には横穴が掘られていたりします
そのあたりも、今では一面のバナナ畑が続き、毎日のようにセスナ機が農薬散布にやってきます

その日の帰り道、突然のスコールで雨宿りさせてもらった機械屋さんの店先で1時間ほども談笑し、夕方のスコールが止んで、辺りが夜の帳に包まれた頃、バナナ畑のはずれの人家の周りにはカエルの大合唱が始まります
しかし、その姿は誰も見た事がありません

けして姿を現さないという、そのカエルの名前は、ずばり、バナナガエルと呼ばれていますが、ごく限られた条件がそろったときだけ昼間に姿を現すそうですが、何十年も住んでいる人でもほとんど見たことはないそうです
声から判断して半径数十メートル以内に数千匹ほども住んでいそうなカエルが、いったいどこにいるのか、まったく見つけることができないとは、ますます興味がわいてきますし、とても気になってしまいました

それに引き換え、毎晩庭に現れて、犬の残飯を食べに来るカエルがいます

それはヒキガエルですが、二匹が仲良くえさを食べにやってきます
大きい方のは臆病者ですが、もう一匹は逃げないで、口元にご飯粒をつけたままカメラに収まってくれました
なべの中でたたずむ姿は、とても愛らしいやつでした