歯がダメになるときは、周囲の骨もいっしょにダメになります。さらに歯がぬけてから時間が経過すると、周囲の骨は吸収されてインプラントが出来なくなります。

 この時一番いい治療方法はなんでしょうか。

 

1.失った骨を完全に再生させ、長期安定が望める最長で最大直径のインプラントを移植する。

 

理想的な素晴らしい治療方法です。しかし最新のアメリカ再生歯科医療ができない医療機関以外は無理です。また非常に高価な骨形成因子BMP(骨を造る遺伝子工学で合成されたサイトカイン)を使用します。

 

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材料費だけでも5000ドル

以上かかり、さらに特殊な技術も必要とし、当医院を含めても全国で完全に使いこなせているところは、極めて限られています。

2.骨がないので、短く細いインプラント移植する。

長期的に本当に持つのか非常に不安ですね。20,30,40年後も使用できるのでしょうか?

しかしこの方法は、骨を造る時間も、費用も、医療技術も不要なので簡単で、安いです。

3.自家骨移植で骨を造る。これは別なところから骨を削って、必要な部位に移植します。患者様に負担の大きい治療です。また採取できる自家骨に限界があるので、できる骨に限界があります。とうぜん移植するインプラントも中程度の長さと太さが限界です。

これは、骨採取する部位の痛み、腫れ等がありますが、

材料費は無料なので技術料だけで費用はあまりかかりません。

3.似たような治療方法で、自家骨、人工骨を使用した

GBR法というものがあります。これもいい方法ですが、成功率が低いことが難点です。また骨のできる量が限られています。

人工骨、遮蔽膜等の材料費と技術料がかかります。