お好み焼きと『錬“ケーキ”術』 | KOUの日記帳 ~幸せの日々と料理~

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料理・お菓子作りが趣味の男子学生ブログ
※現在、ブログの工事中です。

Bonjour!


突然ですが、
「得意料理はなんですか?」
という質問が苦手です。

料理が趣味なんです。
という話をすると十中八九この質問を受けます。

しかし、毎日スーパーのお買い得品や冷蔵庫の中身と相談して
なんとなくで料理をすることが9割なので(1割はレシピの試作かな)
大して「得意料理」というものがないんですよね。
だからいつもこの質問に困ってしまうのです。

最近はこの質問に
「得意料理は特にないけど苦手な料理はあります。」
と答えてます。

その「苦手料理」というのは、

お好み焼きです。

これがまぁー、どうもうまくできない。
大抵、
べちゃあ・・・・ぬちゃあ・・・・
ってなる。
食べても、口の中でもちゃもちゃする。
(擬音語あってるかな)


今までお好み焼きを全然作ったことが無かった。
というわけではないんです。


小学生の低学年の頃、母は仕事をしていたので 
学校の帰りはいつも近所にある父方の祖母の家に居ました。
その頃から、お料理には興味があったので
夕方になるとよく台所で何か作っていました。

ま、「何か」とは言っても お料理の知識がない子供だから
何をどうすれば何ができるのか。なんて全く分からないわけで。

それでも、小麦粉と卵と水とか混ぜてフライパンで焼いてみるんです。
当然、何ができたかといえば お好み焼きのようなもの。

それも何度も何度も作っていました。
なんかいつかケーキができるんじゃないかなって思いながら。

しかし、小さかった僕でも薄々かつ確実に気づいていたんだと思います。
「これじゃケーキはできんな」、と。

ある時、ケーキには砂糖がいるという考えに至った小さき僕。
しかし、それと同時期に ケーキはできないと分かり始めた僕は
「絶対にできないケーキを僕が作り出そうとしていること」を
祖母に知られたくないという自我が働き、
気づかれないように砂糖をこっそり入れていました。

ま、ちょっと砂糖を入れたって出来上がるものは
いつも通りお好み焼きもどきなわけです。笑

そんな錬金術ならぬ錬“ケーキ”術みたいな
お好み焼き作りを頻繁にしていました。


今振り返って、
小さかった僕のお料理を
全く手出しせずに見守って、好き勝手にさせてくれた
祖母に感謝をしているのです。
しかも、作ったお好み焼きは祖母が食べて処理してくれて
自分は祖母の作ったお惣菜を夕飯にしていました、、、


この錬“ケーキ”術が、
今の模索しながらレシピを考えるということに
繋がっているような気がするんです。
この実験みたいな、図画工作の延長線上みたいな作業が。



また、これもよく話で出てくるんですが
「食べて喜んでもらうのが嬉しいから続けているでしょう?」
と言われますが、

もちろん!それは嬉しいし、お料理の楽しいところの1つだとは思うけど
実際は、作るという過程そのものが
僕にとってのお料理の一番楽しいトコなんです。

だからこそ、続いているんだと思います。
「評価されてこそ」というモノは 趣味とはまた違うかなーと。
もちろん、作ったことで喜んでもらったり、評価してもらえることは
大変喜ばしいことではありますが!


先日行ったお菓子教室は、
この「作る」ということの楽しさをお子さんに味わってくれたらいいなぁ。
と思いと共に開催しました。


では Au revoir!