みなさん、こんばんは。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
もう、言葉にできないぐらい嬉しいです。
どうして、有名人でもない大吉のブログになんか来てくれるのですか?
どうして、大吉を応援してくれるのですか?
ただただ、感謝の気持ちしかありません。
もう一度言います。
ほんとうにありがとう。
さて、今日は子供の頃の話をしたいと思います。
大吉は8歳の頃まで、毎日が幸せに溢れていました。
人生はきっと、楽しいことしかないに違いないとさえ思っていました。
大好きな兄が生きていたからです。
ご存知かと思いますが、大吉は8歳の時に4つ上の兄を亡くしています。
白血病でした。
その悲しみは、どんな手段を用いても到底表現できません。
ただただ、圧倒的な絶望感でした。
今後の人生において、これ以上の悲しみや無念な気持ちを味わうことはないだろうと、8歳の大吉は思っていました。
まぁ、しんみりした話はこの辺にしておきましょう。
当時、大吉はいつも兄の後ろを追いかけていました。
そして、兄の友達が大好きでした。
大吉のことを、とても可愛がってくれたのです。
みんな優しくて、面白くて、安心できる方ばかりでした。
その日は、草原で2チームに分かれて遊んでいました。
たしか、鬼ごっこのようなものだったと思います。
相手チームに見つかる前に、先にこちらが見つけるのです。
当時、あちこちに草原がありました。
昭和40年代。
大吉の大好きな時代。
今みたいに、テレビゲームもネットもありませんでした。
近所には必ず怖いオヤジがいたり、物知りなお兄ちゃんや優しいお姉ちゃん、温和なおじちゃんや世話焼きのおばちゃんがいました。
地域全体がまるで家族のようでした。
大吉は小柄で華奢な子供でした。
しかも、動きが機敏でした。(笑)
草原にすっぽりと埋もれるため、相手チームから発見されづらく、味方チームからは頼りにされていました。
そのことが、すごく嬉しかったのを今でもよく覚えています。
大吉は草原に身を隠し、チャンスを伺っていました。
そして、「今だ!」とばかりに相手チームに突撃しようとした瞬間です。
行動を共にしていた兄の友達N君から、静かな声で「もう少し待とう。」と声がかかったのです。
全く理解できませんでした。
「ポカーン」としていると、理由を教えてくれました。
「風が吹くとき」を狙うんだ。
草が揺れて気配を消すことができるから、とのことでした。
大吉は、ただただ感心していました。
「なるほど!」
たしかにその通りだ。
N君がとても頼もしく見えました。
あの頃、そんな発見が楽しくて仕方ありませんでした。
草原なんて、もう跡形もないでしょう。
だけど、大吉の心の中には確かに存在するのです。
今でも、苦しい時には静かに目を閉じます。
瞬く間に脳裏に草原が広がり、爽やかな風が心を穏やかにしてくれるのです。
N君の優しい声とともに。
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もう、言葉にできないぐらい嬉しいです。
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ただただ、感謝の気持ちしかありません。
もう一度言います。
ほんとうにありがとう。
さて、今日は子供の頃の話をしたいと思います。
大吉は8歳の頃まで、毎日が幸せに溢れていました。
人生はきっと、楽しいことしかないに違いないとさえ思っていました。
大好きな兄が生きていたからです。
ご存知かと思いますが、大吉は8歳の時に4つ上の兄を亡くしています。
白血病でした。
その悲しみは、どんな手段を用いても到底表現できません。
ただただ、圧倒的な絶望感でした。
今後の人生において、これ以上の悲しみや無念な気持ちを味わうことはないだろうと、8歳の大吉は思っていました。
まぁ、しんみりした話はこの辺にしておきましょう。
当時、大吉はいつも兄の後ろを追いかけていました。
そして、兄の友達が大好きでした。
大吉のことを、とても可愛がってくれたのです。
みんな優しくて、面白くて、安心できる方ばかりでした。
その日は、草原で2チームに分かれて遊んでいました。
たしか、鬼ごっこのようなものだったと思います。
相手チームに見つかる前に、先にこちらが見つけるのです。
当時、あちこちに草原がありました。
昭和40年代。
大吉の大好きな時代。
今みたいに、テレビゲームもネットもありませんでした。
近所には必ず怖いオヤジがいたり、物知りなお兄ちゃんや優しいお姉ちゃん、温和なおじちゃんや世話焼きのおばちゃんがいました。
地域全体がまるで家族のようでした。
大吉は小柄で華奢な子供でした。
しかも、動きが機敏でした。(笑)
草原にすっぽりと埋もれるため、相手チームから発見されづらく、味方チームからは頼りにされていました。
そのことが、すごく嬉しかったのを今でもよく覚えています。
大吉は草原に身を隠し、チャンスを伺っていました。
そして、「今だ!」とばかりに相手チームに突撃しようとした瞬間です。
行動を共にしていた兄の友達N君から、静かな声で「もう少し待とう。」と声がかかったのです。
全く理解できませんでした。
「ポカーン」としていると、理由を教えてくれました。
「風が吹くとき」を狙うんだ。
草が揺れて気配を消すことができるから、とのことでした。
大吉は、ただただ感心していました。
「なるほど!」
たしかにその通りだ。
N君がとても頼もしく見えました。
あの頃、そんな発見が楽しくて仕方ありませんでした。
草原なんて、もう跡形もないでしょう。
だけど、大吉の心の中には確かに存在するのです。
今でも、苦しい時には静かに目を閉じます。
瞬く間に脳裏に草原が広がり、爽やかな風が心を穏やかにしてくれるのです。
N君の優しい声とともに。
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