タイトルを見て何?と思う方もおられる

と思いますが、「これちょっと欲しいなあ」

と思うものがありました。



ボートというか、ヨットというか、日本では

クルーザーというのが通りがいいのでしょうか。

ヨーロッパのスロベニア製のボートです。

外見はクラシックですが、中身は最先端

のコモンレールデーィーゼルハイブリッド

のエンジンを積んでいます。屋根には

ソーラーパネルがいっぱい。

2010年のヨーロッパパワーボート

オブザイヤーをはじめ各国のボートプライズを

取った製品です。

写真ではわかりずらいですが、

白い船体とクリーム色のキャビンと

濡れたチークのコントラストも

とてもしゃれています。



何が良いかと言うと、サイズが洞爺湖

で使える(陸送で持ち込める)限界的大きさでしかもスピード

追求ではなくゆったり系だということ。

サイズに関しては、避難港がなく、荒天時

は陸上に頻繁に引っ張り上げるしかないここでは、

このくらいのサイズが限界なのです。

また、洞爺湖は決して小さくはないのですが(周囲40Km)

早いボートは対岸まで10分くらいで

ついてしまいます。洞爺湖でのんびり

するには、スピードが出てはいけないのです。

狭い湖そんなに急いでどこ行くの?

ゆっくりのんびり走ると意外と広いんです。

要求する速度が遅ければ、エンジンも1台ですみます。



また、ここではキャビンはオーバーナイトにはほとんど

使いませんが、必要なものは全部そろっています。



トランサム(ボートのおしり面)が外へ倒れますが、

通常は桟橋におしりから係留しますので桟橋と

つながって、ちょっとしたパーテーィーや

ダイビングのエントリーにも良く考えられ

ています。ガラスドアーをあけるとギャレー(キッチン)

が後ろのデッキに面していて、これもリアデッキにに隣接

した大きな冷蔵庫とあいまって何かと便利そうです。

泳いでびしょびしょの体でキャビン奥へ飲み物やおやつを取りに

行かなくて済むのは、キャビン内の湿気対策にも助かります。



またこのサイズでボートの横の通路が深く

舷側の内側を歩けるようになっているのも特筆ものです。

ふつうはここはヘリに15センチほどの

通路(キャットウオークと言います)がついていて

前と後ろを横歩きに行き来するのですが、水面から高くなるので

荒天時ゆれているときなど滑って落ちそうになります 

(私は落ちたことがあります)。

お孫さんを預かったおじいちゃんはとても安心なのでは

ないでしょうか(私のことではありませんよ、まだ、、、、)



年取ったら、ヨーロッパの運河にそって各国をのんびり

めぐってみたいと思っていますが、屋根も低くて

(橋の下をくぐりやすい)、燃費もいいとなると

ぴったりですね。



初老のひげのおじさんキャプテンと、おばさん

クルーがこれ買いましたっていう記事もありました

がとてもお似合いでした。


北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ  


外に通路を取っているのでその分室内は

通路がありませんが割り切りの問題です。
北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ

北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ

アメリカのものは便利、快適装備満載で

ずっしり重い船体を大馬力の力技で走らせますし、

007に良く出てくるイギリスのサンシーカー

やイタリアのクラスむき出しの豪華ヨット

とは違ったクレバーなイメージがします。

大きな船体のレイアウトは簡単ですが、このくらい

の船体は割り切りがとても難しいと思いますが、

デザイナーのセンスと工夫が抜群だと思います。