人と人とはみんな相性が違います。いくつに分類しても分類しきることはできません。占星術は360度の宇宙空間を人々との人間関係に置き換えて、それぞれの相性を距離(角度)で表現します。そこで、距離の近い人を相性が良い人、距離の遠い人を相性が悪い人というように言われています。しかし、悪いからダメということではないのです。以下相性を5種類に分類し、それぞれの相性を解説します。


ランク特S・・・自分とは運命の関係にあり、物事に対する価値観が非常に似ていて、お互いに考えていることが手に取るようにわかるような存在です。しかし、すべてお見通しな感覚なので非常にうっとおしいこともしばしばあり、喧嘩をすると暫く口も聞きませんが、どちらが誤ることもなく仲直りしてしまいます。この星の方と親しくなるとなかなか離れられません。


ランクA・・・特Sが別格とすれば、最も親密な相性です。自分とは非常に近い距離に位置し、すんなり受け入れられる相手です。考え方が似ているので、衝突することも少なく、話も合います。しかし、似ている分、その存在価値になかなか気が付かないものなのです。身近にこの相性の方はたくさんいます。恋愛の対象としていないことが多く、きっかけが無ければその良さを発見することができないのです。まさにこれが俗に言う最高の相性なので、絶対に探し出してください。性格が似ているということは、刺激が少ないということにもつながるので、魅力を感じにくいのかもしれませんね。


ランクB・・・自分とは比較的に近い位置にあり、共鳴できる部分とそうでない部分が半分半分というような微妙な存在です。時々喧嘩もするが、一緒にいて楽しいお友達という関係です。必要とするときは一緒に何でもしますが、深入りするとすぐ衝突してしまいます。少し距離を置いた方がうまくいくような関係です。ランクAが良くて、ランクCが危険なのでちょうどその中間ということになります。

ランクC・・・やや自分とは距離が離れます。距離が離れるということは価値観や考え方も微妙にずれてきます。しかし、自分とは共鳴できる部分が少ないからこそ、それが憧れや興味となりお互いに引かれ合っていくのです。このランクCの相性の相手とはお互いに努力し、相手を思いやることを怠ると絶対に離れていってしまう、(それも憎しみを伴って・・・)ことになります。はじめのうちは何事にも新鮮で、お互いに優しく接し、自分を抑制できますが、慣れてきたらどんどん冷めていってしまうので最も要注意な相性なのです。そんな時期をうまく乗り越えることができた場合は、ランクAよりも親密な特別な関係へと化ける要素があります。


ランクD・・・自分とは最も遠い位置にいる相性です。お互い住む世界が違うような対岸にいる相手なのです。これは、何をするにも意見が微妙に食い違うので、トラブルになる要素が非常に多い関係になってしまいます。しかし、ここまで衝突すれば、お互いに「この人は自分とは違う」ということを理解できるために無駄な争いは仕掛けなくなります。お互いの力が必要なときは(自分にはできないことができる相手だから)接近し、そうでないときは距離をとる為にランクCよりはいい相性と言えるかも知れません。