バニラ・スカイ | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Vanilla Sky
監督:キャメロン・クロウ
キャスト:トム・クルーズ/ペネロペ・クルス/キャメロン・ディアス
配給:パラマウント映画/UIP
公開:2001年12月
時間:136分




夏に公開予定の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を前に,5夜連続で手元にあったトム・クルーズ作品を一挙放出。まず今夜は,21年前に公開された『バニラ・スカイ』。アレハンドロ・アメナバル監督による1997年のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ(Abre Los Ojos)』に惚れ込んだトム・クルーズが自らリメイク権を取得,製作に漕ぎ着けた作品だ。

監督は『ザ・エージェント』(1997年・コロンビア)でもトムとコンビを組んでいる『あの頃ペニーレインと』(2001年・ドリームワークス)のキャメロン・クロウ。主題歌はポール・マッカートニーの『vanilla sky』。

出版界の王様と言われていた父の経営する大手出版社を引き継いだ若き富豪でプレイボーイのデヴィッド・エイムス(トム・クルーズ)。ハンサムで裕福な彼のベッドにはその朝も,魅力的な女性ジュリー(キャメロン・ディアス)が。しかし彼は,自分の誕生日パーティーに親友の作家ブライアン(ジェイソン・リー)が連れてきたガールフレンドのソフィア(ペネロペ・クルス)にひと目で心を奪われる。それに気付いたジュリーは,嫉妬のあまり彼と共に自動車事故による無理心中を図る。

運転していたジュリーは死亡し,助手席にいたデヴィッドも重体で3週間の昏睡から目覚めると,ハンサムだった彼の顔は無惨なものになっていた。この事故をきっかけに,デヴィッドの部下である7人の重役たちは会社を乗っ取ろうと策略を巡らす。一方,醜くなった顔のせいで自棄になったデヴィッドは,夢と現実の区別がつかなくなり,酒の勢いでソフィアやブライアンとも喧嘩別れをしてしまうのだったが…。

公開当時39歳とは思えない,むせるほどに超絶イケメンのトムと,事故で醜くなった姿のギャップは,偏見という周囲の反応を併せて見ごたえがある。そして終盤の“夢オチ”。若干説明が長いが,久しぶりに見直すと味があって好きな作品に思えるから,人の嗜好なんて曖昧だ。

共演は他に,ティモシー・スポール,ノア・テイラー,カート・ラッセル など。また,パーティーの客の中に,スティーヴン・スピルバーグ監督がカメオ出演している。


映画クタ評:★★★★


右矢印トム・クルーズ作品まとめ

右矢印ティモシー・スポール作品まとめ

右矢印ノア・テイラー作品まとめ

右矢印カート・ラッセル作品まとめ

右矢印マイケル・シャノン作品まとめ

右矢印ティルダ・スウィントン作品まとめ

右矢印キャメロン・ディアス作品まとめ


カチンコもっとカチンコ
『バニラ・スカイ』
▼お友達ブログ▼