ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
監督:デヴィッド・イェーツ
キャスト:エディ・レッドメイン/ジュード・ロウ/マッツ・ミケルセン
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
公開:2022年4月
時間:143分




今夜紹介するのは,“魔法ワールド”ファン待望のシリーズ第3弾『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。スッキリしないまま終わっていた前作『黒い魔法使いの誕生』から3年ぶりの続編となる。1つ残念なのは,前作で鬼気迫る存在感で“史上最悪の魔法使い”グリンデルバルドを演じたジョニー・デップが,DVの名誉毀損訴訟で敗訴し,ワーナーから降板を求められたこと。代役にはマッツ・ミケルセンが抜擢された。監督は2007年の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から7作連続となるデヴィッド・イェーツ。

前作から数年後の1930年代。イギリス・ロンドンの喫茶店で向き合うアルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)とグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)。“血の誓い”を立てた証となるペンダントを見つめながら,若かりし日の愛と相容れぬ今を語る。

ブラジル・リオデジャネイロ。月の夜,ジャングルの奥深くの森で,神獣とされている伝説の魔法動物“キリン”の出産に立ち会う魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)。そこに,グリンデルバルドの手下になったクリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)たちが襲撃し,産まれたばかりのキリンの子を拐っていく。しかし瀕死の親キリンの側から,双子のもう1頭の子キリンが現れる。気絶したニュートと共に,トランクから出てきたワイバーンによって運ばれていく。

ドイツ・ベルリンにいるグリンデルバルドの元に,子キリンを連れて来たクリーデンスが戻ってくる。屋敷には,ティナ(キャサリン・ウォーターストン)の妹で人の心が読める魔法使いクイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)もいる。ダンブルドアから,グリンデルバルドの恐るべき野望の阻止という重大な使命を託されたニュートは,兄のテセウス(カラム・ターナー),魔法動物の世話係バンティ(ヴィクトリア・イェイツ),ユスフ・カーマ(ウィリアム・ナディラム),ラリー(ジェシカ・ウィリアムズ),ジェイコブ(ダン・フォグラー)と共に,急速に勢力を拡大するグリンデルバルドに立ち向かっていくのだったが…。

ニュート率いる凸凹チームvsグリンデルバルドがメインではあるが,タイトルにもある『ダンブルドアの秘密』が,観る者を驚かせ,惹き込んでいく。

最低でも『魔法使いの旅』『黒い魔法使いの誕生』の2本は見ておくと,最大に,そしてスッキリと楽しめること間違いなし! な秀作だ。全5作と発表されている物語はここで折り返し。これから,魔法界が第二次世界大戦に参戦することになるという。


映画クタ評:★★★★★


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