ｷｬｽﾄ：長澤まさみ／三宅弘城／諏訪雅
配給：東宝
公開：2009年11月
時間：106分
いよいよ来月14日から公開の『コンフィデンスマンJP／英雄編』を前に，今夜は懐かし長澤まさみの主演作『曲がれ！スプーン』を紹介。人気劇団“ヨーロッパ企画”の舞台の映画化で，舞台に引き続き上田誠が脚本を手掛けたハートウォーミング・シチュエーション・コメディ。監督は『踊る大捜査線』シリーズの本広克行。
コースケ・マツイ（ユースケ・サンタマリア）がMCを務める超常現象バラエティ『あすなろサイキック』のAD・桜井米（長澤まさみ）は，幼少時の体験から，未だに超常現象を信じている。ある日，視聴者からの情報を頼りに超常現象やエスパーを探す番組企画の担当を任された米は，意気揚々と日本全国を旅して回るが，どの情報もインチキばかり。街はクリスマス・イブを迎えていた。
その頃，マスターの早乙女（志賀廣太郎）が経営する喫茶店“カフェ・ド・念力”には，本物のエスパー達が集い，普段隠している超能力を存分に披露し合うクリスマスパーティーが開かれようとしていた。サイコキネシスの河岡（諏訪雅），エレキネシスの井出（川島潤哉），透視の筧（中川晴樹），読心テレパシーの椎名（辻修），細男の神田（岩井秀人），テレポートの小山（三宅弘城）らの揃う店内に，神田と待ち合わせた米が訪れ慌てる面々。自らの能力を悟られないようにその場を取り繕うエスパーたちだったが…。
舞台感満載の展開に，放り込まれたように存在する当時22歳の長澤まさみ。まだ“キラキラ”と輝くほどではないが，この頃すでに何本もの映画でヒロインを演じてきた“華”が，地味な役柄の米(よね)を魅力的に映し出す。
この作品の４年前に公開された同じく本広監督の『サマータイムマシン・ブルース』(東芝)繋がりでムロツヨシと佐々木蔵之介もカメオ出演。特に佐々木蔵之介は一瞬なので見落としてしまいそうになる。寺島進の“へっちゃら男”もアクセント。
さて，来月公開の『コンフィデンスマンJP／英雄編』。今回はコンフィデンスマンたちがヨーロッパに進出。街全体が世界遺産に登録されている地中海に浮かぶマルタ島の首都・バレッタで物語が展開。期待いっぱい待ち望み♪
ｸﾀ評：★★★★☆
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