キャスト:広瀬すず/吉沢亮/堤真一
配給:松竹
公開:2020年3月
時間:93分
今夜紹介するのは『一度死んでみた』。タイトルからしてドタバタのコメディを予感させるが,スタッフとキャスト次第で“大化け”するお手本みたいな1本。
脚本はソフトバンク“白戸家”シリーズなどを手掛けるCMプランナーの澤本嘉光,監督にはau“三太郎”シリーズなどを手掛ける売れっ子CMディレクターの浜崎慎治。浜崎監督の映画デビュー作となる。この“ケータイCM人気2社タッグ”で映画を作ったら,もう面白くないワケがない。
いまだ反抗期を引きずる女子大生の七瀬(広瀬すず)は,売れないデスメタルバンド“魂ズ”のボーカル。ライブでは大嫌いな父・計(堤真一)への不満をぶちまけるように“一度死んでくれ!”と叫び続けていた。そんなある日,計が本当に死んだとの知らせが届く。それは,製薬会社社長の計がある計略のために新薬の2日間だけ死んじゃう薬“ジュリエット”を飲んだためで,実際には2日間の仮死状態にあったのだった。
遺言により会社を継ぐ羽目になった七瀬の前に,計がおばけとなって現れる。存在感がなさすぎて“ゴースト”と呼ばれている社員の松岡(吉沢亮)から,ライバル会社と通じるスパイの陰謀や父の死の真相を知らされた七瀬は,おばけの計や松岡と共に乗っ取り計画を阻止しようとするが,ライバル会社が計を本当に火葬して殺してしまおうと動き出す。こうして七瀬は,大嫌いなクソ親父を生き返らせるために立ち上がるのだったが…。
とにかくキャストが超豪華。リリー・フランキー,小澤征悦,嶋田久作,木村多江,松田翔太,柄本時生,佐藤健,志尊淳,古田新太,大友康平,竹中直人,妻夫木聡に,真壁刀義や本間朋晃,何と野口聡一まで登場。どんな基準でオファーしたのか不明な俳優や有名人が,キチンと自分の役をこなし,軽くて贅沢で,笑えて泣ける作品として仕上がっている。
クタ評:★★★★☆
古田新太作品まとめ
竹中直人作品まとめ
堤真一作品まとめ
リリー・フランキー作品まとめ
妻夫木聡作品まとめ
でんでん作品まとめ
嶋田久作作品まとめ
佐藤健作品まとめ
広瀬すず作品まとめ
柄本時生作品まとめ
小澤征悦作品まとめ
志尊淳作品まとめ
加藤諒作品まとめ
吉沢亮作品まとめ
木村多江作品まとめ
城田優作品まとめ
池田エライザ作品まとめ
西野七瀬作品まとめ