忍たま乱太郎

英題：NINTAMA RANTARO
監督：三池崇史
ｷｬｽﾄ：加藤清史郎／林遼威／木村風太
配給：ワーナー・ブラザース映画
公開：2011年7月
時間：100分

２夜連続で，実写版『忍たま乱太郎』を紹介。原作は尼子騒兵衛の忍者ギャグ漫画『落第忍者乱太郎』。1993年から放送されているアニメ番組(Eテレ)は，NHKのアニメ作品の中で最長寿を誇っている。

これを実写化しちゃったのが三池崇史監督，配給がワーナー・ブラザースときたら，やっぱ見逃せなくなる。主演は当時９歳の加藤清史郎。

時は戦国時代。先祖代々ヒラ忍者の家系に生まれた猪名寺乱太郎（加藤清史郎）は，エリート忍者を目指すため，父（中村獅童）と母（檀れい）のもとを離れ，忍者の学校“忍術学園”に入学する。教科担当の土井先生（三浦貴大）や実技担当の山田先生（寺島進），学園長（平幹二朗）をはじめ，戦で両親を亡くしながらも逞しく生きる摂津のきり丸（林遼威）や豪商の息子・福富しんべヱ（木村風太）など，同じ一年は組の忍者の卵“忍たま”らと楽しく過ごす乱太郎だったが，成績のほうはイマイチで，追試や補習ばかりだった。

そんなある日，４年は組の斉藤タカ丸（溝口琢矢）と，その父でカリスマ髪結いの斉藤幸隆（鹿賀丈史）が，かつて所属した“ウスタケ忍者隊”から“抜け忍”として襲われる。ウスタケ長老（柄本明）の提案で，乱太郎たち一年は組の忍たまたちは，仲間を助けるため，プロの忍者“ウスタケ忍者隊”を相手に危険な勝負に挑むことになるのだったが…。

資金とキャストを使いまくって，全力でギャグを作ると，コレが不思議と馬鹿馬鹿しいだけでない，不思議なパワーと温もりまで伝える，という典型。いかにも三池監督！って１本だが，お子ちゃまも見ることを配慮して，監督の持ち味である“毒”は抜いてある。

大人目線では「あの俳優がこんな役を！」って部分を楽しむと良いのかも。共演は他に，北村匠海，中村玉緒，杏，山本耕史，古田新太，松方弘樹，石橋蓮司，竹中直人，谷原章介など超豪華。こーゆーの，個人的にはスゴく好き♪