メカニック/ワールドミッション | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Mechanic: Resurrection
監督:デニス・ガンゼル
キャスト:ジェイソン・ステイサム/トミー・リー・ジョーンズ/ジェシカ・アルバ
配給:サミット・エンターテインメント/ショウゲート
公開:2016年9月
時間:98分




前作から5年後に公開された続編。5年間に『ワイルド・スピード SKY MISSION』をはじめ12本の作品に出演(うち7本では主演)と,精力的な活動の目立ったジェイソン・ステイサムだが,実は現在50歳。『ワイスピ』のヴィン・ディーゼルとはタメで誕生日も近い。

精密で正確な仕事ぶりで“メカニック”と呼ばれた凄腕の元殺し屋アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)は裏社会から足を洗い,リオデジャネイロで平穏な日々を送っていた。そんなある日,アーサーのもとに再び殺しの依頼が舞い込む。しかも依頼主は幼少期からアーサービと共に殺し屋として育てられたクレイン(サム・ヘイゼルダイ)だった。過去の因縁からビショップに強い恨みを抱いているクレイン。彼からの依頼を不審に思ったアーサーは拒絶して逃走する。

タイの避暑地でコテージを運営しているメイ(ミシェル・ヨー)と再会するアーサー。以前に滞在していたこの地に,しばらく身を隠すつもりだった。その夜,沖合いのクルーザーで男から暴力を振るわれていた女性ジーナ(ジェシカ・アルバ)を助ける。しかしジーナは,クレインが送り込んだ罠だったのだ。慈善事業に携わるジーナは,仲間と子供たちを人質に,クレインから脅迫されていた。

アーサーは彼女を逃がそうとするが失敗し,クレインはジーナを人質に,命令に従えと迫る。しぶしぶ彼の仕事を受けることにしたアーサーだったが,その仕事とは武器商人として世界を裏で操っている3人の大物フィクサーを事故に見せかけて暗殺するという,あまりにも危険で困難なミッションだった…。

原題の『Resurrection』とは「復活」の意味。見事に復活したアーサーは,俳優としての“深み”と“大きさ”を身にまとい,穏やかで多彩な表情を見せてくれる。もちろん“メカニック”としての“冴え”は健在。前作と同額の製作費と思えないほどに,リオ,シドニー,タイ,ブルガリアを舞台に,ノースタントでキレッキレのアクションで魅せてくれる。

ヒロインのジーナは,『シン・シティ』シリーズのナンシーや,リブート前の『ファンタスティック・フォー』シリーズのインビジブル・ウーマンを演じたジェシカ・アルバ。そして何より,マックス・アダムス役のトミー・リー・ジョーンズがシブい。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

メカニック』(2011年)