ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Fast and the Furious: Tokyo Drift
監督:ジャスティン・リン
キャスト:ルーカス・ブラック/ナタリー・ケリー/サン・カン
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/UIP
公開:2006年9月
時間:104分




シリーズの時間軸では『EURO MISSION』のエンドロールがこの作品の中盤と繋がるが,公開順では3作目。おそらく製作時には,ここまでのロングシリーズになると考えていなかったのか,キャストの調整がつかなかったのか,1・2作目で多数登場した日本車スポコンへの敬意なのか,大人の事情によるものなのか,突然に舞台が日本になるし,中盤でハンを殺しちゃうので,後の作品で辻褄合わせが大変になってる。まぁ,今となってはスピンオフ的な作品として愛おしい1本ではあるが…。

カリフォルニアのアリゾナに暮らす,クルマだけが生きがいの高校生ショーン・ボズウェル(ルーカス・ブラック)は,ストリート・レースの末に大事故を起こし,少年院行きが確実となる。それを逃れるため,ショーンは東京の米軍基地に勤務する父を頼って日本へとやって来る。日本での高校生活に馴染めずにいたショーンは,留学生のトゥインキー(バウ・ワウ)に声をかけられ,深夜の立体パーキングで行なわれるアンダーグランドのカーレースに誘われる。

そこでショーンは“D.K.(ドリフト・キング)”の名を持つタカシ(ブライアン・ティー)にいきなり勝負を挑み,タカシの仲間であるハン(サン・カン)から車を借りて挑むが惨敗。借りた車もボロボロにしてしまう。しかしハンは,ショーンにドリフトの才能があると見抜き,タカシを倒して下克上を果たすという目的を達成するために,直々に稽古をつけ始める。ショーンはそれに応えてめきめきと腕を上げ,クラスメートのニーラ(ナタリー・ケリー)とも,互いに惹かれ合う関係となってゆくのだが…。

ジョークとして,アメリカ人が思い描く過度の日本イメージを狙った演出がされているので,文化や生活習慣など,日本人から見ても「どこの国?」って思うし,シリーズの他の作品でも見られるリン監督のクセか,ストーリーの詰め込み過ぎる感が,公開当時は不評を呼んだ。

まぁ,カマタ組長役の千葉真一とか,レイコ役の北川景子とか,パーキング・レースのスターター役の妻夫木聡とか,釣り人役のリアルD.K.土屋圭市とか,熊の刺青のKONISHIKIとか,ショーンの父の愛人役の真木よう子とか,高校の教師役の柴田理恵とか,女子高生役の中川翔子とか,そしてラストのカメオ出演ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とか,チョイ役のシーン探しで楽しめるので★1個おまけ♪


映画クタ評:★★★★


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