原題:Night at the Museum: Battle of the Smithsonian
監督:ショーン・レヴィ
キャスト:ベン・スティラー/ロビン・ウィリアムズ/エイミー・アダムス
配給:20世紀フォックス
公開:2009年8月
時間:105分
前作の裏テーマである「父子の絆」を無理に引きずろうとせず,展示物から甦った女性パイロット,アメリア(エイミー・アダムス)とのロマンスにしたのは新鮮で,巧みさとセンスの良さを感じる。
ニューヨークの自然史博物館で起きた展示物たちの大騒動から数年後,元警備員のラリー(ベン・スティラー)は息子との絆も取り戻し,多忙な日々を送っていた。一方,自然史博物館の展示物たちも“魔法の石板”の効力で毎晩自由に動き回り,優雅に過ごしている。そんなある日,自然史博物館の改装により,展示物たちはワシントンのスミソニアン博物館へ移送されることに。すると間もなくして,ラリーのもとにミニチュアのカウボーイ,ジェド(オーウェン・ウィルソン)から助けを求める電話が掛かってくる。移送の際,自然史博物館に残されるはずだった石板が一緒に運ばれてしまったため,スミソニアンの展示物も甦らせてしまったのだ。急ぎワシントンへ飛んだラリーだったが,そんな彼の前に,石版の魔法を悪用して世界征服を企む古代エジプトの王カームンラー(ハンク・アザリア)が立ちはだかるのだった…。
スミソニアンといえば世界最大の博物館群。広さも展示物もバージョンアップした館内をラリーが駆け回る。ナポレオン(アラン・シャバ),イワン雷帝(クリストファー・ゲスト),アル・カポネ(ジョン・バーンサル)に首振りのアインシュタイン(ユージン・レヴィ)まで巻き込んでの大騒ぎ。
アイゼンスタットの写真『勝利のキス』の中にラリーが引っ張り込まれ,1945年にタイムスリップするのも,エンドクレジットにそのシークエンスの続きが出てくるユニークさも最高。
クタ評:★★★★☆
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◆シリーズ一覧◆
『ナイト ミュージアム』(2007年)
『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(2015年)