ルパン三世 | p・rhyth・m~映画を語る~

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監督:北村龍平
キヤスト:小栗旬/玉山鉄二/綾野剛
配給:東宝
公開:2014年8月
時間:133分




『ルパン三世』の実写版で思い出したのは1974年公開の『念力珍作戦』(東宝)。かなり前にTVの深夜枠で見たけれど,目黒祐樹のルパン三世,田中邦衛の次元大介,伊東四朗の銭形警部っていうキャストからも想像できる,時代を反映したコメディーで,よくモンキー・パンチが許したなぁって思えるほど全く面白みのない作品だった。

40年ぶりのルパン実写化。今回は予告編からして興味をそそる。小栗旬ってば頑張って役作りしてるし,上映前の「NO MORE 映画泥棒」のマナーCMまでルパンで登場するサービス付きだし。

世界最強の鉄壁セキュリティに覆われた超巨大要塞型金庫“ナヴァロンの箱舟”。そこには,「その所有者は世界を統べる」といわれる運命の宝物“クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ”が収蔵されていた。神出鬼没で大胆不敵,世界で最も有名な大泥棒,ルパン三世(小栗旬)は,仲間の次元大介(玉山鉄二),石川五ェ門(綾野剛)ととともにその秘宝強奪を計画。だが,そんな彼らをICPOの銭形幸一警部(浅野忠信)が執拗に追っていた…。

幼い頃から日テレのアニメ版ルパンを見馴れ,今でも年イチのスペシャルは見逃さない玖妙としては…ナゼかTBS制作だし,音楽は頑張ってるけど大野雄二じゃないし,次元のマグナムは遅くて軽い音だし,五ェ門の斬鉄剣の切れは悪いし,不二子( 黒木メイサ)の色気は足りないし,銭形はムダにカッコいいし,設定がアーリールパンな割には,キャラの尖り方とエロがなく,妙にルパン一味のチームワークが取れてるし,と不満は多いのだが…。

逆に…キャラを使っただけの単独の映画として観たら,まぁソコソコ面白いじゃん! って思えてしまう辺りが,北村龍平監督の力量かもしれない。

CA役の山田優と,乗客役のモンキー・パンチ先生の出演にも敬意を表して,「クタ評」は3.5→四捨五入して4つ星ね★


映画クタ評:★★★★


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