改めて震災を考えて | 被災地高校生からの復興

改めて震災を考えて

先週の土曜日、6月23日に仙台市の高砂に行ってきました。
大学で知り合った友人が主催するごみ拾いに参加してきました。
高校生と大学生が10人程度集まり活動をしました。
初対面ではありましたが、お互い震災の意識が強く、充実した話になりました。
被災地高校生からの復興

参加したメンバーの中には神奈川の高校に在学中に東日本大震災の被災地を回り、その影響で宮城の大学に進学した大学生もいました。
彼は被災地の大学に来ることへいろいろな葛藤があったそうです。
「被災地に行ったところでどうなるのか」など多くの人に言われたそうです。
ですが、被災地の大学に着て良かったといっていました。宮城に来て2度目のボランティアでまた改めていろいろなことを感じたそうです。

私は被災地を離れてしまい、忙しさに流され被災地に対する意識が薄れていました。
バスを降りたときは何も感じませんでしたが仙台の高砂を回り、津波の爪あとを見ると2メートル近くの浸水地域でした。
1年が経ち、昔からこの状態だったのではないか?と思うような風景になってきています。
ですが、ごみ拾いをして小さなところに目を当てると道端に、三角定規や野球ボールなどが落ちていて「そこ」に生活があったことが感じられました。
清掃中に地元の方に話を聞きますと現在、高砂中野地区には住んでる方は少ないそうです。
その方は、新築はできず取り壊した家の場所のガーデニングをしていました。
7メートルの堤防の建設も決定したそうですが、もう住めないとの話も聞きました。

ごみ拾いをして、また改めて震災を考えさせられました。
ごみ拾いをしただけでは復興とは関係ないかもしれません。ですが私たち学生は小さなことの積み重ねが大切です。
ごみ拾いの行為を大切にしなければならないと思います。
自分に今の生活から距離を置いて、改めて被災地で震災のことを考えなければならないと。