今回は手の陽明大腸経の臂臑(ひじゅ)です。
普段使わない漢字なので大きく表示しました。

臂は腕、臑は上腕のこと。

場所は、肘を深く曲げてできるシワ(母指側)のはじが曲池。
腕を真横・水平に上げたとき肩関節の前後に窪みができるが、前の窪みが肩髃。
肩髃から曲池を1尺(10寸)として肩髃から3寸が臂臑。

はり師木村寿雄の健康日記

奥には、三角筋と動静脈と神経がある。

三角筋は前部・中部・後部に運動機能を分類できる。
前部の筋が収縮すると腕は前に上がる。もしくは横から前にいく。
中部は真横に上がる。
後部は後ろに上がる。もしくは横から後ろにいく。

以上のような動きをする時に痛みがあれば臂臑は効果がある。

臂臑は三角筋の前中後部が集まって上腕骨に止まる近辺にある。
実際には前側にあるが針や押す向きで治療したい場所をえらべる。

頸・肩・目の疾患。
他に運動器系麻痺のとき他の陽明経の穴と共に使う。