日本橋高島屋

8/30〜9/16

 

 

草乃さんの作品は華やかで上品で優しく、わくわくすると同時に癒されます。

日本刺繍に詳しくないのですが、草乃さんのは何が違うんでしょうね?

構図?色使い?

 

展示の最初のコーナーは源氏に登場の女たちをテーマにした着物と几帳

地模様が入った生地に刺繍を施してあるので、どれも豪華

 

源氏物語の女たち

私は葵の上が一番好きです。あさきゆめみしの影響です。

現代語訳も幾つか読んだことがありますが、葵の上に関しては、原作の行間を補うような描写があります。それが、あさきゆめみしと現代語訳が似ていて、どっちかが参考にしたんでしょうか。

すぐに物語から消えていくので一般的には印象もあまりないと思いますが、そんな正妻、葵の上を大和和紀さんがとても品よくきれいな姫君に描いてくださったと思っています。

 

欠点のない紫や強運明石や、物語を彩った女たちの名前を付けた作品はどれも華やかなのに、葵は六条と並べて黒い着物に葵の葉をアレンジしたシンプルなものでした。もちろん六条も黒い着物。葵にだってドラマがあるのに…と一人悶々の私

 

しかし、葵の上はともかく全体がとても素晴らしいので

お友達にすぐお知らせしたら、その方は六条に興味があるそうで、好みって色々ね、と改めて思いました。

 

 

 

 

葵の上

 

六条御息所

 

車争い

 

初音

私はこれが一番気に入りました。

平安貴族に必須の要素、琵琶、筝、鼓などが花とともに描かれています。

地模様があるので奥行きがあり、シルバーの地色が清楚で美しい。

 

 

そして、真央ちゃんの帯もありま~す!