PKでの悲劇  | ワールドサッカー狂喜乱舞

PKでの悲劇 

また久しくなってしまった…。


終盤を迎えたワールドカップ予選から


カメルーン

ウォメ…

やっちまったな

ワールドカップ予選での悲劇といえば

やはりドーハの悲劇

他にもアメリカワールドカップの予選で

フランスがロスタイムにブルガリアにゴールを決められ、

出場を逃したことなどを思い出すが

今回もまたひどい話だ


日本とフランスはゴールを決められてしまったのであって

しょうがないといえばしょうがない

しかし、今回のカメルーン

彼らには自分達で出場を決めることができたのである

精神的な要素が大きな部分を占めるPK

自ら枠をはずしてしまったウォメ

どれだけの後悔が彼を今後襲うのだろうか


PKでの悲劇というのはPK戦になれば必ず起こるし

今後もウォメのような被害者はでてくる

記憶に残るPKでの被害者といえば

やはりバッジョ

ただ彼の場合は存在が偉大だったために

あれほど大きな舞台での失敗だったにもかかわらず

批判どころか、美化さえされている

同様に偉大な選手の失敗として

ジーコ

82年のイタリア大会 対フランス戦

中田英寿

2000年のシドニーオリンピック 対アメリカ戦

が思いだされる

中田の失敗の話などもはや話題にもあがらないが

あの試合を勝利していればメダル獲得は夢ではなかった


中堅選手の失敗はより悲惨

サウスゲイト(イングランド)

96年の欧州選手権 準決勝 対ドイツ戦

開催地だっただけに…

ディ・ビアッジョ

98年のフランスワールドカップ 準々決勝 対フランス戦

個人的には一番印象に残っているPK戦

当時イタリアを応援していた身としては忘れられない

1人ずつ失敗しての5人目

先行のフランスのブランが左隅に決めた後のこと

「そしてそのブランよりも重たいものを背負ってきた人がきます。中盤の底で働きに働きまくったディ・ビアッジョ。」

この実況が忘れられない

ほんとにその試合を担当していた実況の人は大好きで

ワールドカップは全部その人がやればいいのにと思ってしまう

民放のアナウンサーでは感動は伝えられない

しゃべりすぎ

船越は論外


スポーツには必ず勝者と敗者がいて

負けの原因となることは必ず起こる

彼を責めたい気持ちはよくわかるが

一番つらいのは本人であることは間違いない

サッカー経験者でPK失敗の経験がある人はよく分かる話だとは思うが

あの場面でPKをはずしてしまうことの重みというのは計り知れないものがある。

ウォメに対する暴動が起こっていたというが

そんな暴徒達を見て彼も呟いたことだろう

「じゃあ自分で蹴ればよかっただろう…。」