昨夜、カーテンを開けたら、綺麗なお月さまと目が合いました。
『星の王子さま』に、命令することが大好きなどこまでもワンマンの王さまが登場します。
けれど、この王さまは、たいそう人のいい王さまで、無理な命令を下すことはないのです。
そう話すと、とても綺麗に聞こえるのだけれど、
ほんとうは、人に嫌われて自分自身が傷つくことを恐れているだけなのです。
そんな王さまですが、王子さまにこんなことをいいます。
「では、おまえ自身の裁判をしなさい。それが一ばんむずかしい裁判じゃ。他人を裁判するより、じぶんを裁判するほうが、はるかに困難じゃ。」
私は『星の王子さま』を二冊持っていますが、想えば、どちらもいただきものです。
自分自身の歩みの方向をいつどんなときもそっと示してくれている大切な本です。
優しくて柔らかい一日を・・・