今日は、その上のレベルの教材のお話です。
ブログにも時々書いていますが、私の海外経験は、10年前のオハイオでのインターンシップ2ヶ月間位なものです。
いわゆる純ドメ(純粋なドメスティックなパーソン)です。
リスニングも当初は苦手でしたし、インターンシップでも、「聴けない」、ことで数々の悔しい思いをしています。
そんな私が、TOEICのリスニングで満点を獲得し、今では学習者の方にアドバイスをさせていただけるようになったのは、闇雲に難しい素材を聴くことをやめ、自分の適した教材を見極めたことが大きな要因です。
具体的には、現状レベルよりも若干高めの「ストレッチ教材」を用意することが大切です。
公式問題集で問題形式に慣れたら、次のレベルを探しましょう。
そのときにお勧めなのは、イ・イクフンシリーズです。
解きまくれリスニングドリルは、Part3,4各240問(テスト8回分)というボリュームもさることながら、程よく公式問題集より難しくなっている点がお勧めです。超難問でもなく、やさしすぎることもなく、はっきりと発音しない(あくまで個人の感想です)スピーカーも含まれており、実力を引き上げてくれる素材と言えます。各設問の難易度は5段階で表示されています。
解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4 (イ・イクフンのStep .../イ イクフン
時間に余裕のある方は、これに10回模試のリスニングをこなせば、相当な演習量になります。
- TOEICテスト本番攻略リスニング10回模試/ジム・リー
そしてこの上のレベル、となると出てくるのが、杉田敏先生のビジネス英語シリーズです。
今は、「実践ビジネス英語」という番組名ですが、それ以前は「やさしいビジネス英語」でした。
リアルタイムで聴けなくても、評判の良かった回をまとめたCDも出ています。
ビジネス英語といっても、内容はプレゼン、交渉、出張、面接といったよくあるビジネス英語ではなく、ホームレスの話題や退職後の年金、など、社会性にあふれた様々な話題に触れている点が面白い教材です。ネイティブの普段の会話に触れることが出来ます。
特に、「決定版やさしいビジネス英語」はTOEIC900点を狙える教材として、勉強本のベストセラーである「英語上達完全マップ」の中でも紹介されています。
杉田敏先生のCDブックシリーズを私の本棚にまとめましたので、下記のリンクを参考にしてください。
http://bit.ly/I87jzy
これまで紹介した教材を、レベルの違う教材というハシゴを一つ一つ登りながら、リスニング満点にたどり着きました。
あるレベルの教材を80%程度理解できるようになったら、次のレベルをストレッチ教材として活用し、現状のレベルを引き上げる計画を学習者の方にはご提案しています。
良い教材をいかに教材を使いこなすか、という話はまたお話したいと思います。