ランドセルに使用される人工皮革のメーカー「クラレ」が、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象に実施した調査によると、女の子の親が子どもに就かせたい職業は、「看護師」が1998年以来、13年連続で1位だった。一方、女の子が将来就きたい職業では、「看護師」は2年連続で5位にとどまった。「看護師」は2008年に4位から5位に転落しており、クラレでは「親の希望とは裏腹に、女の子の『白衣の天使』へのあこがれは減少気味」と指摘している。

 調査は、4月に小学校に入学する子どもと親を対象に毎年実施している。今回は、子ども4000人(男女2000人ずつ)と、その親4000人分の回答を集計した。

 集計結果によると、女の子の親が子どもに就かせたい職業は、「看護師」が11.9%(前回12.1%)で13年連続トップ。医療関係ではこのほか、「薬剤師」が6.9%(6.8%)で前回と同じ5位、「医師」も6.3%(5.5%)で前回同様6位だった。
 一方、女の子が就きたい職業は、「パン・ケーキ・お菓子屋」が29.6%(34.7%)で1位。「看護師」は4.5%(4.4%)で5位だった。

 男の子では、就かせたい職業は「医師」が10.5%(8.0%)で、調査を開始した1992年以来、19年連続で3位。これに対し、就きたい職業で「医師」は3.0%(3.0%)で、前回の7位から10位に転落した。


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