ビタミンが好きなドクターがいます。
ァャシィドクターもたくさんいます。

しかし真面目にビタミンの研究をしてる
ドクターもいます。

で、本日ご紹介の論文はコチラ↓↓↓

<引用ここから>
ベースライン時(1988~1990年)に心血管疾患および悪性腫瘍の既往がない
日本人男女7万2,180例を2009年まで追跡した最近の観察研究によると、
複数の因子を調整後の解析で、
マルチビタミンの使用は全脳卒中(ハザード比=0.87、95%CI 0.76~1.01)、
脳梗塞(同0.80、0.63~1.01)による死亡リスクの低下と関連がみられたが、
出血性脳卒中による死亡リスクとは関連しないこと(同0.96、0.78~1.18)が報告されている。

サブグループ解析によると、
マルチビタミン使用と全脳卒中による死亡リスクの低下は、
果物と野菜の摂取量が少ない患者で有意な関連がみられたとしている(同0.80、0.65~0.98)。

Dong JY, et al. Stroke. 2015 May;46(5):1167-72.
<引用ここまで>

研究をした方も、やはりカリウムにキチンと注目していたようですね。
因子に「果物と野菜」をいれてらっしゃいます。
野菜は調理するとカリウムを失いますので
そのまま食べることの多い果物の影響は甚大です。

出血性脳卒中については
ビタミンと関係ないと言うのは、
出血性脳卒中と、糖質制限や地中海食やケトン食といった食餌に
関係が無いことを示唆します。
出血性脳卒中に一番効果を示すのは
減塩/無塩であり、原始人食です。
食塩による高血圧(もしくは前高血圧状態)が
血管の血液による圧力を上げ
血管が圧力に負け、出血をきたすのです。

脳梗塞は、動脈硬化・血管壁のプラーク(酸化コレステロール)が
問題です。これは高コレステロール血症や糖尿病の方が
問題なので、ケトン食や低炭水化物食、地中海食が有効でしょう。

ビタミン好きなァャシィ話には
気をつけましょう。